コロプラ九州駅弁旅〜その4・終〜

2010年2月20日から21日にかけて北部九州を旅しました。長崎、ワケアリの下関、大分と回って最後に辿り着いたのが九州の玄関口、博多駅。すでに老舗の駅弁屋さんである寿軒の構内駅弁専用売店が消滅し、キヨスクなどでの販売駅弁か縮小されつつも、寿軒は頑張って新作駅弁を出しました。

     

画像は2010年2月20日、博多駅の驛辨當西口店で購入した「めんたい子付き弁当」1050円。辛子明太子が1腹入ったパックが付きます。以前はふく鮨本舗(ドゥイットナウ)で同じような駅弁「老舗のめんたい子付き弁当」が販売されていました。しかし、2009年秋に完全廃業し、消滅しました。おそらくはその代替品として登場したのがこの駅弁だと言えそうです。

     

焼きサバに蓮根、牛蒡、鶏肉、筍、人参などのガメ煮、玉子焼き、コロッケ、ミートボール、シシャモの卵や帆立貝ヒモが入ったワサビ漬け、ウインナー、うずら豆、がんもどき、切り干し大根、昆布巻き、蕗の煮物、高野豆腐などが入った素朴な内容となっています。もちろんおかずの主役は辛子明太子。

     

熊本に向かう特急有明の車内で賞味しました。九州新幹線開業に向けて既存の駅弁屋さんの存在感が薄れていくのは悲しいことですが、かれい川や鮎屋三代を育て、沿線の観光活性化に成功したJR九州には、ぜひ老舗の駅弁屋さんを保護していただき、共存共栄を目指してもらいたいものです。

     

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