2007年1月14日、京王駅弁大会で購入した「おいしい越後長岡」。1000円。2008年京王駅弁大会と現地販売で限定1000個売られる駅弁です。

    

駅弁大会は特にそうですが、最近は牛だ鶏だ豚だ海鮮だと、特殊弁当ばかりに目が向きがちな傾向がありますね。しかし、決して派手ではなく、むしろかなり地味だけれど、幕の内弁当こそ駅弁の真髄ということも言えます。この「おいしい越後長岡」という駅弁は厳密には幕の内ではないけれど、幕の内風の素材に加え、地元野菜と肴豆がんもどきを使った「ロハス×スローフード」の正統派長岡駅弁。これはぜひ食べてみる価値がありますよ。

     

リサイクル可能な竹籠容器を使用し、田舎の雰囲気を出しています。掛け紙は草津駅「お鉢弁当」のような新聞風デザインで、しっかりと中身をアピール。読んでもおいしい越後長岡の駅弁です。

    

真っ白に眩しいほど輝くごはんはさすが長岡コシヒカリ。日本全国広しと言えども、ごはんが掛け値なしにおいしい駅弁というのはなかなかありません。やはりごはんは米どころの駅弁にかぎりますね。

     

おかずは何と言っても肴豆のミニミニがんもどき。これ、出汁が染みこんでいてとってもジューシー。昔の日本が目に浮かんでくるような、すごく懐かしくてやさしい味がします。

    

がんも以外のおかずでは、個人的には長岡野菜だるまれんこんの素揚げちっぷすがイチオシ。それと、肉にもこだわっているようで、日本農業大賞を受賞したという妻有(つまり)ポークの池田屋風すき煮はごはんのお供にうってつけです。

    

大根や茄子の味噌漬けでさっぱりしたら、最後は名物「越後のミニ笹団子」で締めます。

販売終了してしまった「越後物語長岡」と、創業120周年&JR20周年記念弁当である「喜作辨當」の良さをうまく詰め込んで発展させた、長岡・池田屋の完成された1つの駅弁の形と言えましょう。


    

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