「東北の想い」駅弁旅2 〜その5・終〜

2012年6月23日、東北新幹線は開業30周年を迎えました。1982年6月23日、東北の想いを込めて上野〜盛岡が開業した東北新幹線から30年経ったちょうどその時に東北を旅行していたことは何かの縁ですが、仙台駅で記念弁当2種に出会うことができました。

     

上と下は2012年6月24日、仙台駅で購入した「東北新幹線開業30周年記念あおば・各駅めぐり弁当」1000円。東北新幹線開業30周年記念弁当です。ちなみに賞味したのは東北新幹線から乗り換えた東海道新幹線車内でした。

     

東京の江戸風うま煮と江戸風焼き玉子、埼玉は彩の国黒豚焼売、栃木は日光ゆばと豆腐のナゲット、福島は会津味噌を使用した茄子田楽に福島県産若桃の甘露煮。ご当地の宮城はひとめぼれのごはんに鮭の仙台味噌焼き、笹かまぼこ。そして岩手は岩手ロースハムと野菜のマリネ、三陸産わかめの佃煮といった内容です。

     

仙台駅発売の記念弁当はもう1つ、「東北新幹線開業30周年記念あおば・30品目入り弁当」1200円があります。「あおば・各駅めぐり弁当」と共に2012年7月31日までの期間限定販売で、仙台駅だけでなく、大宮駅旨囲門でも扱うようです。下は2012年6月24日、仙台駅で購入した「東北新幹線開業30周年記念あおば・30品目入り弁当」1200円。

     

なんと、うちわが掛け紙の代わりになっています。内容は30周年ということで、宮城の食材を中心に30品目を盛り込んでいます。おしながきを順に挙げていくと、海の幸茶飯(三陸産いくら、三陸産茎わかめ)・鮭の幽庵焼(石巻「平孝酒造」の「日高見特別本醸造」使用) ・仙台名物牛タン焼・鶏肉の宮城蔵王ハーブ焼・三陸産さんまの竜田揚・仙台の笹かまぼこ磯辺揚・宮城白石「竹鶏ファーム鶏卵」の玉子焼・炊き合わせ(宮城県産舞茸、南瓜、こごみ)・三陸産わかめと人参の炒り煮 宮城県産梅肉のせ・宮城県産ほうれん草とコーンのソテー・宮城県蔵王山麓生芋こんにゃく煮・ずんだ白玉団子。

     

目にも鮮やかな駅弁に仕上がっています。駅弁の正式名称は「東北新幹線30周年記念特製幕ノ内弁当あおば30品目入り」だそうです。

     

また、盛岡駅「新幹線やまびこ弁当」も東北新幹線開業30周年記念弁当として2012年6月15日より販売開始されたようですが、残念ながら6月23日にも24日にも訪れた現地盛岡駅で買うことはかないませんでした。しかし、こちらは翌年2013年5月くらいまで売られるそうで、盛岡駅、一ノ関駅、八戸駅、新青森駅、大宮駅の駅弁屋「旨囲門」にて販売とのこと。下は2012年6月19日、がちまやーさんが大宮駅の駅弁屋「旨囲門」で購入した盛岡駅「新幹線やまびこ弁当」1000円。貴重な画像ありがとうございました。以下はコメントです。

     

「2012年6月19日 同じく大宮駅「旨囲門」にて。¥1000 調製元は、盛岡の「日本レストランエンタプライズ」さん。 内容は、ご飯の上にサーモン塩焼・銀鮭フレーク・いくら醤油漬・めかぶとわかめの和え物・煮物(帆立・椎茸・絹さや・細竹・山ウド・ふき)・蒲鉾。玉子焼と切干大根煮、しば漬けが添えられてました。」

なお、一ノ関駅では斉藤松月堂「復刻やまびこ弁当」1000円が要予約で2012年7月末まで、郡山駅と大宮駅「旨囲門」では福豆屋「ふくふく弁当」が東北新幹線開業30周年記念掛け紙で7月上旬まで売られたとのことです。いずれにせよ、これだけ記念弁当が出るわけですから、東北新幹線への想いがよく伝わってくるというものです。

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