下は2014年2月14日、東京駅の駅弁屋祭で購入した大館駅「ありがとう寝台特急あけぼの」850円。この日から1ヶ月間の特別掛け紙となっています。

     

「寝台特急あけぼの」の廃止1ヶ月前となるこの日から、大館駅をはじめ、新青森駅、弘前駅、東能代駅、秋田駅、大宮駅、上野駅、東京駅、そして「寝台特急あけぼの」の車内販売で売られた記念弁当です。東京駅には14時頃の到着です。

     

関東に降った歴史的な大雪の中、東海道新幹線の中でいただきましたが、車窓に映る夜の雪景色は、東北へ夜行列車で向かう旅情に浸るには十分でした。

     

中身はいつもの「鶏めし」と一緒です。ついに地元の小中学校の給食にも提供されるという報道があったばかりの、ほんのり甘めの鶏めしが、東の横綱と称されるにふさわしい風格と歴史を感じさせます。

     

そして、いつも「カシオペア弁当」を売っている東京駅の膳まいの東京北口売店には、「あけぼの弁当」790円が売られていました。

     

「あけぼの弁当」の全体像です。機関車と客車が合体しています。このパッケージの中には二段重ねのお弁当が入っていました。

     

下の画像は機関車側から撮影したものです。量的には子ども向けといった感じですが、ぜひ子ども世代に「寝台特急あけぼの」に乗車してもらい、「ブルートレイン」の記憶を焼き付けて欲しいなあと、切に思います。

     

下の画像は客車側から撮影したものです。調製元は日本橋のえび寿屋(エビスフーズ)。

     

パッケージの前面をそれぞれ大写しにしてみました。JR東日本が商品化を許諾しているだけあって、なかなかリアルですね。

      

内容は大館駅「鶏めし」を意識しているのか、鶏ごぼうご飯と、機関車の色を意識してか、ゆかりご飯。さらに鶏つくね串、鮭焼き、玉子焼き、カボチャやニンジン、サトイモの煮物、豆腐揚げ、鶏の唐揚げ、昆布巻き、たくあん。

     

以下は「寝台特急あけぼの」の思い出を画像で振り返ります。左下は2009年11月3日に秋田駅から乗車したときの「あけぼの」。右下は青森駅に到着した時の様子です。雪でヘッドマークが見えなくなっています。この日は到着後、吹雪の中を青森駅のホームからラジオに生出演していたのを思い出しました。

      

下は2009年11月3日、青森駅で役目を終えたEF81電気機関車の切り離しの様子です。私自身は奥羽本線経由時代に上野〜青森を1回、あとは立席特急券で秋田〜青森、大館〜青森、弘前〜青森を利用したくらいで、あまり馴染みはありませんでした。しかも、遅延により一つ前の「日本海」に乗らざるを得ないということが何回かありました。しかし、いかにも昭和という雰囲気が漂い、懐かしい思い出と共に、旅情に浸ることのできる列車でした。

     

下は2013年7月19日、がちまやーさんが青森駅で撮影した上り「あけぼの」。

             

下は2013年7月20日、がちまやーさんが上野駅で撮影した上り「あけぼの」。

     

下は2013年11月13日、がちまやーさんが大館駅で「特上鶏めし」と共に撮影した下り「あけぼの」。

     

下は2013年11月13日、がちまやーさんが弘前駅で撮影した下り「あけぼの」。

     

下は2013年11月13日、がちまやーさんが青森駅で撮影した上り「あけぼの」。

            

1970年10月1日に上野〜青森を運行して64年、「寝台特急あけぼの」は2014年3月14日のダイヤ改正で姿を消します。「ありがとう寝台特急あけぼの」。

     

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