南東北駅弁行脚その1
↑古川駅に停車中のキハ110型気動車
陸羽東線西古川駅にて。

駅前を起点に、ずーっとまっすぐ続く道路。こういう風景、どこかで見たことありませんか?

この道のずっと奥には何があるのでしょう。いつかこのタクシーにぶらりと乗って、行ってみたいなあ。

 

 
刈り入れ直前の田圃は、まるでふかふかした黄金色の絨毯のよう。

陸羽東線塚目駅付近の車窓風景。

2005年9月17日、福島駅で購入。

2005年夏、新たに新会社としてスタートしたウェルネス伯養軒(旧名:伯養軒)郡山支店で調製された秋の季節駅弁。郡山駅と福島駅で買うことができます。

私はこの駅弁を陸羽東線の2両編成ワンマンディーゼルカー、キハ110の車内で食べました。稲の刈り入れ直前で、あたりが黄金色に染まる穀倉地帯の仙北平野を、ローカル気動車はトコトコと走っていきます。3連休の初日で、人気の温泉である鳴子温泉行きの列車ではありますが、乗客がまばらなのでボックスを占領して靴を脱ぎ、反対側の座席に足をのばします。そして頬杖をつきながら、抜けるような青空を仰ぎ見たり、遠くの栗駒連山に目をやったり。。。ぼーっとするのは旅の楽しみのひとつ。秋の旅は空気が透明で、目にも清々しいですね。

この駅弁は炊き込みの松茸ご飯ではなく、白飯の上に鶏そぼろを敷き詰め、さらにその上に松茸のスライスを載せるという、異色の松茸弁当です。でも、こういうのもありだなと思わせるほどの相性。花麩や秋の恵みである銀杏が彩りを添えます。付け合わせのもろみと香の物も箸休めとしては申し分のない組み合わせ。車内に人は少ないですが、嗅覚を刺激する松茸の香りにあたりを見回す乗客が何人か出ました(^^;)。

陸羽東線の別名は「奥の細道湯けむりライン」。これから鳴子温泉でひと風呂浴び、さらに列車を乗り継いで新庄からは陸羽西線(奥の細道最上川ライン)に乗りかえて酒田まで行き、東北地方を横断します。日本海に沈む夕陽を車窓から眺め、片手には駅弁を持って。


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