いわて銀河鉄道☆駅弁旅〜その3・終〜

2007年2月18日、4年ぶりに一戸駅にやって参りました。お目当てはもちろん有名なカツの駅弁。今回は食べ納めが目的という悲しい訪問ですが、最後だからこそ今までクローズアップされてこなかった駅弁に焦点を当てます。

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2007年2月18日、一戸駅から徒歩すぐの山口松山堂で購入した「トンカツ弁当」。

    

ここの駅弁は「ロースカツ弁当」があまりにも有名ですが、もともとはトンカツ弁当からはじまったということです。今回は訪問のために事前予約した際、店主より2007年3月末で廃業するということを伺い、複雑な思いとなりました。上の画像では道路を走る白い車の前方左に構えるお店が調製元の山口松山(しょうさん)堂です。

    

看板にも「ロースカツ弁当」ではなく、「トンカツ弁当」と書かれていました。入り口横のショーケースには昔の掛け紙をかけた見本が置かれており、時間が止まっているかのようでした。

     

壁には往年の名駅弁の写真が飾られていました。「山菜もちごめ辨當」、「みちのくふるさと弁当」。

     

それでは惜別を込めて「トンカツ弁当」をいただきます。出来立てで、蓋を開けたら湯気が立ちのぼりました。

     

冷めてもおいしいように、揚げてすぐ秘伝の醤油系タレにくぐらせるため、味がしっかり付くとともに、玉子やタマネギのないカツ丼にも似た風味で、肉は驚くほど柔らかいです。肩ロースを使用した「ロースカツ弁当」よりも脂身が多い分、とってもジューシーで、個人的にはこちらの方が豚肉の味わいがじゅうぶん楽しめ、私には好みです。

    

大きなカツがごはんの上に載っているだけでもすごいこと。副菜については小茄子の漬物に毎回感動します。今回は生野菜がキャベツだけでしたが、キュウリやレタスがなくてもそれもまたよし。

こういう優しさ溢れる駅弁がなくなってしまうのは、食文化の継承という意味でも本当に惜しいことですね。2007年3月以降、店主である女将さんは56年間続けてきた駅弁作りから引退し、ご子息のおられる東京へ引っ越される(というか、もともと東京出身だそうです)予定とのことです。

    

昔は東京のデパ地下や物産展などでも1日30食限定で「ロースカツ弁当」を出していたこともあるということなので、東京に戻られたら来年あたりぜひ京王で、負担にならない程度に復活してもらえたら個人的には嬉しいのです。が、なかなかそういうわけにもいかないでしょうね。私は1980年に「馬淵川うなぎ弁当」を特急「はつかり」の車内販売で買ったのが山口松山堂との最初の出会いでした。今となっては本当に残念ですが、最後のお別れをしたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。さようなら。。。

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