あらかじめ会津鉄道を通じて予約し、トロッコ列車に積み込んでもらい、車内の売り子さんから受け取りました。出来たてでごはんは熱いくらい。胃袋に余裕があれば本当はその場で食べたかったなあ。
2005年9月18日購入。

2005年夏に会津若松駅から伯養軒の駅弁が撤退し、ちょうどそれに前後して地元の仁和食産が駅弁に参入し、あいづふるさと市町村圏協議会がプロデュースした「まるごとあいづのお弁当」が6種類売り出されました。中には「會津ごっつぉ膳」という、要予約30000円の会津塗3段重ね重箱入り駅弁(掛け紙はなし)もあります。2005年9月18日現在、会津清酒付き「会津ほろ宵弁当」1200円だけは売っておらず、代わりに「会津ふるさと弁当」が売られているようです。

また、会津鉄道営業課では、沿線の仕出し業者(仁和食産牛乳屋食堂[芦ノ牧温泉駅で積み込み]、かど家[湯野上温泉駅で積み込み]、緑屋[会津田島駅で積み込み])の弁当を車内弁当として取り扱ってくれます。これはおそらく磐越西線で日出谷、山都、喜多方が駅弁でうまく村おこし、町おこしをしているのに目を付けたのでしょう。

なお、「かど家」の弁当「田舎おこわ弁当」は平日営業なので今回は買えませんでしたが、店の名前がついた掛け紙はあるようです。

さて、今回乗車した「トロッコ会津浪漫星号」はお座敷車輌とトロッコ車輌、展望車輌がついた3両編成でした。鉄橋の上とか、ところどころで停車しては、ゆっくりゆっくり走ってます。長いトンネルに入るとトロッコ車輌の室内灯を消し、天井に星空のイルミネーションも現れます。途中の湯野上温泉駅は茅葺き屋根の駅舎でした。

さっそく「会津地鶏のチキンランチ」をお座敷車輌でいただきます。ぱっと見では往年の東京駅「チキン弁当」。会津地鶏を使用して、チキンライスと唐揚げにしています。さらに田舎コロッケ、ジャガイモのきんぴら、そして一番美味に思えたのはトマトゼリー。すべて会津地方の産品で作られた女性向き、若者向けのヘルシーフード駅弁と言えるでしょう。

また、下の画像に見る牛乳屋食堂の「会津名物ギュッギュッとソースカツ丼弁当」、「会津名物ギュッギュッとカツ丼弁当」2品は、それこそ食堂で作られた定食をそのまま弁当容器に入れているという感じのものですから、とてもボリュームがあって、1度に2つも食べられるようなシロモノではありません。展望車輌で撮影した後に掛け紙を取り去り、家族への土産としてバッグにしまい込んで、自宅へ持ち帰ってつつき合いました。会津若松駅でこの日に購入した「笹に黄金弁当」も同様。「会津う米う米弁当」は会津田島駅での列車待ち時間で外のベンチにて消費しました。











それでは、次はいよいよこの「ばんえつ駅弁行脚」のフィナーレを飾る会津田島駅の季節限定駅弁が登場します。


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南東北駅弁行脚 その6

「SLばんえつ物語号」の終着駅、会津若松で、会津鉄道のイベント列車に乗り換えました。