青函惜別駅弁旅〜その6・終〜

2013年9月22日から24日にかけて、青函エリアを中心に駅弁旅をしました。竜飛海底駅、江差駅弁、函館駅のイカ刺し駅弁、母恋駅弁、札幌の復刻駅弁を手に入れ、後は帰るだけ。。。いえいえ、それだけじゃありません。いよいよ華々しくフィナーレを迎えます。

     

そうです。東北新幹線「はやぶさ」のグランクラスに初乗車というのが今回の旅の締めくくりとなります。まずはその前に、2013年9月24日、新青森駅で購入した「海峡の恵」1000円。調製は伯養軒です。

     

今回の旅のテーマが「青函」でしたので、最後に津軽海峡の海の幸がふんだんに盛り込まれたこの駅弁をチョイスしました。

     

茶めしの上にやりイカの姿煮、帆立煮、わかめ磯漬け、ますこ醤油漬け、蒸しウニ、えび煮、味付け数の子、酢れんこん、赤かぶ漬け、錦糸玉子が彩りよく載せられています。ご飯の量は少なめでした。

     

かつてはこんな駅弁もありました。下は2005年7月28日に青森駅で購入した「津軽海峡弁当」。

        

帆立煮、海老うま煮、鮭焼き、いくら醤油漬けなどが入ったお弁当。パッケージの蓋の裏には青函トンネルのあらましが書かれています。

        

青函トンネルをくぐっている「海峡」という列車が今となっては懐かしいですね。

     

さて、青函エリアを振り返るのはこれくらいにして、いよいよ2013年9月24日に新青森から東京まで乗車したグランクラスの話に進みます。まず、車内ですが、1列が1座席と2座席になっています。私は左下の画像では左側の1人用座席を予約しました。

      

アメニティーグッズも充実しており、スリッパが備え付けられていました。最初に布のおしぼりが来て、注文をすると無料で軽食やおつまみ、ドリンクを持ってきてくれます。嬉しいのはフリードリンクということで、アルコール類も含めて、何度でもおかわりできます。

      

今回私が頼んだのは和風軽食(和食か洋食かを選択できます)とシードル(青森リンゴのワイン)でした。和軽食の掛け紙はグランクラスのロゴマークが描かれています。

     

「グランクラス和軽食〜東京編〜」のお品書きには、秋らしく松茸ご飯にイクラの醤油漬けが載ったものをメーンに、いが栗揚げ、もずく菊花和え、鯵塩焼き、イチョウの形をした飾り人参、三色すり身団子串、鶏つくね、大根と椎茸、焼き湯葉、生麩、海老の煮合わせと書かれていました。

     

どれも洗練された味付けで、量は少ないものの、普通に買えば1500円くらいはするお弁当の内容でした。とても満足です。

     

程良い堅さのシートに身をゆだね、リクライニングを倒しているうちにうとうとしてしまいました。料金は1万円でしたが、一生に一度の贅沢をして、全く悔いはありません。ナッツやあられの入ったおつまみとお茶菓子を片手に、後は冷たい緑茶を2回おかわりして「はやぶさ12号」3時間半の旅を快適に過ごせました。最後になりますが、実はこの旅、「駅弁の小窓」開設10周年のメモリアル旅でした。最近は更新も滞りがちですが、2003年9月16日に開設して丸10年が経ったことになります。それをグランクラスの中で一人ひそやかにかみしめる旅でもあったのです。皆さま、この旅行記を最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

     


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