下は2007年1月13日、京王駅弁大会で購入した「煮込みソースかつ弁当」。1000円。

   

調製元は会津若松市にある「なかじま」。2007年京王駅弁大会「がんばれローカル線」の目玉駅弁としてイベントで生まれた駅弁です。それまでの販売実績はありませんでしたが、駅弁大会が始まってから現地でもごくわずかではありますが、現地販売していると言うことです。ただし、金土日の週末のみだそうで、いつまで売られるのかはわかりません。京王の担当者によると、しばらくの間は売るということでした。

   

下は2010年10月9日、会津田島駅で購入した「なかじまソースかつ丼」。1000円。

   

京王駅弁大会に登場してから3年が過ぎ、もう売られていないのかと思っていたら、ありました。これはすごく嬉しいことです。駅弁大会がきっかけだったとは言え、駅弁として根付いていたということでしょう。

   

久し振りに食べた感じは、作りたてということもあって肉も柔らかく、脂身も適度でうまいです。ラードで揚げているため、とても香ばしい。福島県産の限定銘柄豚「健育美味豚」を使用しているということ。

   

また、ソースはスープやスパイス、野菜なども加えて2日間寝かすのだとか。ソースカツ丼を玉子でとじるというのは一瞬ミスマッチかと思いきや、案外いけるものだということがわかりました。

   

売店レジの横に発泡スチロール箱に入って売られていました。10個ではなく、5個の販売という感じ。売店の正面にある弁当コーナーには緑屋の駅弁「松茸二段弁当」(この日は午前中の訪問でしたがすでに売り切れ)や惣菜弁当などが置かれていました。

    

掛け紙付きのこんな弁当も売られていましたのでついでにご紹介します。下は2010年10月9日、会津田島駅で購入した「おふくろ弁当」700円。会津田島に本拠を置く、かど家の調製です。

   

しんごろう、大葉のおにぎり、いなり寿司、唐揚げ、玉子焼きなどが入っています。会津鉄道の公式サイトでも「平日のみ販売」として紹介されている沿線の弁当です。この日は土曜日でしたがラッキーにも売られていたということでしょうか。

   

こり駅弁のメインは何と言っても「しんごろう」。右上のハンバーグみたいなものがそうです。新米をやや硬めに炊き、すりこぎ棒で半搗きにして玉子くらいの大きさに握ったものを竹串に刺し、じゅうねん味噌を塗り、囲炉裏の炭火でこんがりと焼いて食べる、会津田島の郷土料理なのだそうです。

   

会津下郷駅には廃車となったキハ8500が留置されていました。元名鉄の特急「北アルプス」として活躍していた車両です。会津鉄道でも「AIZUマウントエクスプレス」として活躍しましたが、2010年5月末に廃車となり、7月31日には会津田島駅構内で車内にて特製掛け紙をつけた弁当昼食会を開催したようです。解体される日も近いのでしょうか。記憶にとどめておきたいと思います。

   

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