コロプラ四国駅弁旅 〜その4〜

2010年9月25日から26日まで、「コロプラ乗り放題きっぷ」を使用して四国を旅しました。26日は徳島から鳴門、高松を経て、一気に松山へと向かいます。松山には2010年8月に売り出されたばかりの新作駅弁がありました。

     

上と下は2010年9月26日、松山駅で購入した「愛媛甘とろ豚 麦みそ弁当」840円。宇和島行きの特急宇和海の車内でいただきました。

     

「愛媛甘とろ豚」は2010年4月に登場したばかりのブランド豚なのだそうで、なめらかで口溶けの良い脂身と、柔らかな赤身のバランスがとれたジューシーな肉質が特徴と言われています。その味の秘密は生産量日本一を誇る愛媛県産裸麦を食べさせているからなのだとか。その裸麦味噌で焼いた「愛媛甘とろ豚」をたっぷりご飯の上に載せたのが「愛媛甘とろ豚 麦みそ弁当」なのです。

     

愛媛県産の松山長茄子と一緒に炒めた麦味噌炒めも、玉ネギの甘みが加わって味の変化があり、美味です。切り干し大根、わさび漬け、赤カブ漬けなどが箸休めになります。しかし、何と言っても主役は裸麦味噌で焼いた「愛媛甘とろ豚」。口溶け(脂肪融点)が35.7℃というこの肉は、口に入れた瞬間、確かに脂身がとろけてきて、ジューシーな味わいを実現しています。もろみの風味も和風でいいですね。

     

ところで、「醤油めし」や穴子系の駅弁が得意で、それ以外の食材ではあまり目立つものがなかった松山の駅弁ですが、かつて鈴木弁当部にはこんな駅弁もありました。下は「かきめし」。掛け紙は1981年2月18日のものです。しかし、対岸の広島に一大産地があることから、なかなか定着せず、駅弁としても消えてしまったようです。 

                     

「愛媛甘とろ豚」は「伊予柑」や「鯛」などと並んで愛媛のこれからの特産品として県ぐるみの広報活動も行っているようです。特急宇和海の座席にあるテーブルにもしっかり広告ラベルが貼られていました。

     

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