コロプラ四国駅弁旅 〜その5・終〜

2010年9月25日から26日まで、「コロプラ乗り放題きっぷ」を使用して四国を旅しました。26日は徳島から鳴門、高松、松山でと、特急を3本乗り継いで、ついに宇和島まで来ました。「斗牛弁当」や「えきべん」はなくなってしまいましたが、駅弁にしたいお弁当はあります。

まず、下は往年の名物駅弁、宇和島駅「斗牛弁当」。1976、1980、1982、1985年と、掛け紙はほぼ同じです。但し、多少の色合いの違いはあるようです。加熱式の駅弁になれば、もっとおいしくいただけるかも。この有名駅弁も、現在は過去の産物に。全国駅弁大会でも人気を誇った、豪快に牛肉をご飯の上に載せた駅弁でした。

 

「斗牛弁当」がなくなった後は、名前こそ変わりましたが同じ調製元「おむすび屋 片山」から発売された「えきべん」がありましたが、これも2006年には姿を消してしまいます。しかし、その後、森田屋から駅弁にしたいようなお弁当がキヨスクで売られるようになりました。下は2007年12月23日、CHさんが購入した「牛鬼弁当」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。「12月23日、宇和島駅のキオスクで購入。580円。鬼の形をしたデザインがグッド。緑色の角はきゅうり、歯はすり身です。牛鬼は、祭のときに町を練り歩く山車の名前だそうです。掛け紙がないので、駅弁とは言えがたいですが、駅弁のなくなった現在では、長く販売してもらいたいものです。製造は、森田屋です。」

     

そして、2010年9月26日、ついにこの「牛鬼弁当」と出会う日がやって参りました。なお、はやしさんも何度か買われているようです。

     

キヨスクではこんな感じで売られていました。「電子レンジで温めますか?」と言われ、思わず「はい。」と答えてしまいました。そういうところがいかにもコンビニ弁当です。580円。

     

掛け紙をつけてしまうと鬼の顔が隠れてしまうので、ない方がよいのかもしれませんが、ないとやはりコンビニ弁当のようで物足りない気がしました。

     

緑の角?が移動してしまっていたので、元の位置に戻しました。口の部分は、はせんぼ、えそ、鯛、鯖、鯵などが使用された魚肉練り物でした。顔の部分は牛そぼろが中心となっています。

     

とりあえず発売から4年以上は継続販売されてきました。それなりに知名度もアップしてきたはずです。いつの日かこの「牛鬼弁当」が宇和島の名物駅弁となってくれることを祈って止みません。そうなれば下の画像のように宇和海を眺めながらまた賞味したいものです。

     

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