瀬戸内駅弁旅 〜その3〜

2010年3月27日、小倉から新幹線で出発して徳山、福山を経てしまなみ海道のバスで四国の今治まで移動しました。今治の駅弁と言えば、まず挙がるのがこれです。

     

2010年3月27日、今治駅で購入した「瀬戸の押寿司」1260円。二葉さんの売店は改札の中、外の両方から駅弁を購入することができるようになりました。昼時の訪問時には「瀬戸の押寿司」は売り切れていましたが、ちょうど駅近くにある調製元から補充されるところをグッドタイミングでゲットしました。

     

調製してから丸二日の消費期限があるため、土産としても喜ばれるはずです。経木の井桁型と呼ばれる作りの容器を使用しています。

     

下は2003年11月16日、通信販売で購入。井桁組みの木箱の蓋を取ると、青じそ(大葉)の緑が鯛を透かして見えますが、この趣向が素晴らしいです。

     

食べると鯛が口の中でとろけます。昆布だしで炊いたごはんをすし飯にしているのでしょうか、昆布のうま味と鯛の甘みが絶妙のハーモニー。大葉のしゃきっとしたアクセントも効いてます。うまい、うまいを連呼したくなるこの味。みなさんも現地で、あるいは通販でぜひご賞味下さい。超おすすめです。


     

今治駅弁「二葉」の電話番号は0898−22−1859です。下は2006年8月27日に賞味しました。

     

来島海峡は日本三大急潮の一つで、潮の流れが速いので有名ですが、そこで揉まれた鯛の身は引き締まって美味しいとされています。

         

再び2010年3月27日のものです。特急しおかぜの側面には2009年から足掛け3年に渡って放送されているNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のラッピングが施されていました。

      

「瀬戸の押寿司」の作り方ですが、うろこを取った鯛を3枚に下ろして骨を丁寧に取り去り、粗塩で鯛の臭みを取って、昆布だしと酢で絶妙に味付けした調味液に漬けるのだそうです。

     

本当に食べる前から目で食わせます。乳白色で透明感のある、見るからに上品な感じが漂う「日本の技」の駅弁ですね。

     

さて、NHKのドラマと言えば、四国には2010年にもう一つブレイクしている番組があります。瀬戸内海からはそれますが、ちょっと寄り道して特急しおかぜに乗り、話題の地に行ってみることにいたしましょう。

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