南九州駅弁の旅 〜その1〜

2014年2月23日から24日にかけて、鹿児島と、隣接する宮崎、熊本の一部を旅しました。目的の1つは九州駅弁グランプリで結果的に7位入賞した嘉例川駅「花の待つ駅かれい川」を食べてみたくて。

     

上は2014年2月23日(日)、嘉例川駅で購入した嘉例川駅「花の待つ駅かれい川」。1050円。調製元は、森の弁当やまだ屋090−2085−0020。今回はこの日の朝、羽田から鹿児島空港に飛んだ関係で、鹿児島中央駅から発車する「特急はやとの風」には間に合いませんでしたので、直接予約しておきました。特急に乗れない場合、そういうことも可能なようです。

     

嘉例川駅には森の弁当やまだ屋さんが出張販売しておられました。前回と前々回に前作「百年の旅物語かれい川」を購入した時は特急車内でしたので、嘉例川駅では初めての購入となりました。また、一緒に弁当の中にも入っている「がね」が1個50円の格安で売られていました。

     

コンセプトは、嘉例川駅に来る人たちへ1年を通じて花のおもてなしをしたいという嘉例川の先人たちからの想いを薩摩の郷土料理に詰め込んだというお弁当です。薩摩芋、ニンジン、生姜、ニラの入った天ぷら「がね」がまず目を引きます。鹿児島ではカニのことを「がね」と言うそうで、揚げ上がった形が蟹に似ていることからこの名前が付いたようです。

     

ご飯は地元でとれた黒米と粟を炊き込み新生姜の佃煮が載っています。おかずは甘い玉子焼き、地元の「あいらごぼう」を用いた酢ごぼう、「里の味」と呼ばれる里芋と梅肉のゴマ揚げ、さつま赤鶏に野菜を混ぜ、嘉例川の原木椎茸と一緒に煮込んだ鶏の煮付け、地魚のすり身の「つけ揚げ」。デザートにはシナモンの香りがする「けせん」の葉で薩摩芋と紫芋の団子を挟み揚げが付きます。

     

2013年に登場したこのお弁当を嘉例川駅が見渡せる高台のベンチでいただきました。どれもが素朴にして素晴らしく、また味にも変化があって楽しく、前作を超えているかなと思いました。

     


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