あじさい電車の旅2009

今年もいつのまにか6月も下旬。この1ヶ月、土日の終日休みが1日も取れません。しかし、午後から何とか休みが取れ、しかも雨が降っていた2009年6月21日。ほぼ地元である以上、今年も行くしかないですね。そこで恒例の箱根湯本駅にやってまいりました。駅舎と駅前はまだ工事中ですが、それでもやっと橋上駅の体裁が整ってきました。

     

今年は紫陽花の開花が遅いのか、「あじさい電車」の運行は2009年6月20日から。「あじさい電車弁当」もそれに合わせて販売されています。掛け紙は前年と同じようです。

    

新しくなった名産店駅弁売店。「あじさい電車弁当」の後藤商事や東華軒などの駅弁が売られています。

     

さて、ちょうど乗車する電車が掛け紙にも描かれている「103」。これはとてもラッキーです。

    

標高が高い場所では紫陽花がまだ見頃ではないため、今回は次の塔ノ沢駅で下車します。箱根湯本駅から塔ノ沢駅までの線路端はそれなりに紫陽花が8分咲きくらいでした。

    

下は2009年6月21日、箱根湯本駅で購入した「あじさい電車弁当」。1050円。お弁当の中身ですが、前年2008年とほぼ同じ。ゆかりごはんに尾付えびクリーミーフライ、南瓜、人参、蒟蒻などの煮物、玉子焼き、鰊昆布巻き、はじかみ、水まんじゅうといった内容です。ただ、ささみ梅肉はさみ焼きは鶏の照り焼きに、赤魚西京焼きはぶりの照り焼き変わったような気がします。また、串揚げとひじき煮が新たに加わりました。

    

駅前にぽつんと売店があるだけの無人駅・塔ノ沢駅には、箱根湯本方面ホームのすぐ横に「深沢銭洗い弁天」があります。無人駅ですから入場券がなくても参拝できます。

     

神社参りに似合いそうもない派手な女の子をモデルとした「手水(ちょうず)のつかいかた」や「ねずみの嫁入り」の絵馬など、なかなか面白いものがある弁天様です。

    

そうかと思うと手水舎の龍は意外と立派だったりします。もちろんここで銭を洗ってはいけないのでしょう。塔ノ沢駅の紫陽花はまだつぼみが膨らんだ程度でした。

     

ホームの両側はトンネルです。しばらく待っているとトンネルの中から走行音が先行してきて、箱根湯本行きが来ました。これに乗り込みます。

    

この駅には列車交換の設備があります。トンネルの中から現れた強羅駅行きの到着を待ってから発車します。電車はどちらも満員状態でした。

    

この日は霧が多かった箱根の西麓には紫陽花が満開の場所がありました。せっかくですのでお弁当と一緒に写真を撮りました。

     

「あじさい電車弁当」のデザートである水まんじゅうの中に入っていた餡は胡麻のようでした。ひじき煮の味付けも美味しいです。

    

今回の購入駅弁はもう一つ、東華軒「箱根味彩(あじさい)巡り」680円があります。2009年6月15日から小田原、熱海、国府津駅で新発売。

    

箱根湯本駅では6月20日から販売開始されました。7月12日までの期間限定です。掛け紙は小田原の女子高生が描いたもの。和紙を使用しています。下は2009年6月21日、箱根湯本駅で購入した「箱根味彩巡り」。

    

脂がのった炙り金目鯛の入る温野菜サラダは美味しいですね。海老やブロッコリーの入ったテリーヌはどこかで見た気が。。。そうです、小田原周辺の高校3校がコラボして作った「陸海ちゃん」にも入っていたものです。

    

茶めしの上に載った鶏そぼろは今さら言うまでもありません。蓮根炒め煮、枝豆かき揚げ、生桜エビちらし寿司など、680円なら大満足な内容です。

    

土日はロマンスカーが北千住から直通で箱根湯本まで乗り入れており、都内からますます箱根に来やすくなっています。紫陽花は6月下旬から7月中旬まで楽しめます。

    

雨が降る日はしっとりとして、なかなか風情があります。もしかすろとカタツムリに出会えるかも知れません。雨が降っていなくても、ぜひ、紫陽花が咲き乱れる箱根へとお越しください。

    

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