栃木駅弁メモリアルの旅3

2005年11月末でこの駅弁が消滅。そんな知らせを受けて、2005年11月19日、惜別のために黒磯駅を訪れました。

ここでも昔懐かしい栗の形をした掛け紙を個人的な感傷で付けてみました。実際には左の画像をカーソルで触れると現在のパッケージを見ることができます。



若鶏の手羽先きじ焼き、くりの甘露煮が味付け御飯の上にのっている弁当です。栗型の容器に入っています。栗には焼き跡がしっかりと残っており、食べてみると全国の他の栗めし駅弁とは明らかに栗のレベルが違います。マロングラッセで有名な調製元、フタバ食品ならではのプライドが感じられます。



フタバ食品の九尾弁当総本舗工場は黒磯駅前から右手に徒歩3分の場所にあり、そこを訪れました。ご挨拶の後、予約した3品を受け取り、再び駅の専用売店(ワゴン)に戻ります。そこにはあまりに悲しすぎる貼り紙が。。。



日本一と思われた栗の駅弁は、結局多くの人にその存在を知られることなく、静かに消えてしまいました。

 

工場から毎日このワゴンまで、台車に載せて駅弁を運んできたのでしょう。。。



上は1995年1月14日購入。

なお、この時は千葉の船橋工場製造でした。東武鉄道から野岩鉄道などを抜けて会津若松に行く途中で、東武浅草駅にて購入しました。





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