肌寒い朝の上野駅ホーム。8時ちょうど発車の「スーパーひたち7号」で終点の仙台駅まで行きます。約360qの道のりを4時間23分かけて。。。東北新幹線「はやて」ならたった1時間35分の旅ですが、たまには鈍行列車ならぬ「スーパー特急列車」での「のんびり・ゆったり旅」もいいのでは?

この沿線には土浦、水戸、日立、いわき、原ノ町という具合に、駅弁も豊富です。いわき駅や原ノ町駅では2005年末現在、短い停車時間にホームで駅弁屋さんからの駅弁乗車口受け渡しも可能ですし、特に停車時間が比較的長いいわき駅では水戸、日立の駅弁も買い求められますから、まさによりどりみどり。リクライニングシートを少し倒して、移りゆく景色を眺めながら、ちょっと贅沢な気分で駅弁をつつく。これは癒しのひとときでもあります。

    

2005年12月23日、事前予約していわき駅の立売から購入。当初は日立駅のホームで受け取る予定でしたが、駅弁屋さんの勧めもあり、いわき駅受け取りに変更。

画像のコントラストを見ておわかりのように、冬とは思えぬ強い日差しが降り注ぐ常磐線を、この駅弁とともに旅しました。この駅弁は住吉屋廃業のあと、いわき駅に新しい駅弁売店がオープンして間もない2005年7月頃、「海老かつ重」と共に海華軒が新発売した駅弁です。予約は海華軒0294−21−0093。 

    

白いふっくら寿司飯ごはんの上に、思いの外やわらかい牛肉こまぎれ煮、クレソン、アスパラガス、人参甘酢漬、紅ショウガ、裏ごししたゆで玉子の白身と黄身が配色よろしく散りばめられています。確かにこれならサラダ感覚で牛肉弁当を楽しめそうですし、何もかけなくても寿司飯の甘酸っぱさが十分にドレッシングの役割を果たしています。

    

もともと観光客よりも地元のビジネス客をターゲットにしたような、ボリュームたっぷりの駅弁を提供している海華軒ですが、今回はヘルシー感覚、まるでデパ地下弁当のようないでたちで、レディース客の人気も博しそうです。

    

10時42分、広野駅に到着。駅弁を開いてみました。まだ仙台に到着するにはあと1時間40分近く。。。ゆっくりと食べるには十分な時間があります。


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