若狭湾の駅弁を訪ねて〜その3・終〜

2014年5月4日、天橋立を見た後、立て続けに宮津駅、西舞鶴駅、小浜駅を訪問して若狭湾を東進し、いつの間にか近畿地方を抜け出して、北陸地方の敦賀駅に到着。2年前の訪問と比べて、駅舎工事も押し詰まってきました。

     

上の画像は敦賀駅構内コンコースに展示されていた「約80年前に使用の立売台」。あくまでも展示用なので、駅弁の中身はなく、パッケージのみです。そして、販売中の駅弁が台売りされていました。なお、キヨスクにも一部の駅弁が売られています。そして、新商品の駅弁も発見。

     

もう1つ新商品を発見。「オルパーク」というのは店員さんの話によると、敦賀駅交流施設のことで、1909(明治42)年に建てられた敦賀駅の駅舎(2つのウイングと中央の玄関)を彷彿とさせるデザインなのだとか。それが2013年4月5日にグランドオープンしたので、その記念弁当なのだそうです。

     

下は2014年5月4日、敦賀駅で購入した「オルパーク誕生記念 記念弁当『絆』」900円。わっばタイプの2段重ね弁当となっています。

     

福井県産米に干瓢と竹の子、玉子そぼろを散らした梅型酢飯ごはんに、炙りサーモン、いなり寿し。信田巻や椎茸、高野豆腐、人参などの煮物、白身魚フライ、イカのフリッター、蒲鉾、香の物、果物、和菓子が入っていました。

     

そして、もう1つの新作は、2014年5月4日、敦賀駅で購入した「越前かにちらし寿し」750円。どうやらお手軽価格の「かに寿し」という感じです。

     

酢飯には福井県産米を使用。かに身はベニズワイガニです。錦糸玉子に絹さやで色合いを整えています。醤油が少し入った調味酢が添付されていました。

     

針ショウガが味のアクセントになっています。かに身はふっくらとみずみずしく、750円という値段にしてはお得感がありました。

     

ところで、こんな駅弁もあります。下は2004年12月5日購入の「角鹿弁当」900円。「角鹿」は「つぬが」と読みます。いわゆる定番の幕の内弁当です。

       

「角鹿」と書いて「つぬが」と読みます。日本書紀に出てくる地名で、もともとは気比の浦から上陸した朝鮮半島日本領である任那の王子「ツヌガアラシト」からきているということです。現在の「敦賀」という名の由来だとされています。内容は鶏肉、海老、高野豆腐など。

       

「角鹿弁当」は2014年5月4日にも購入しました。値段は930円ですので、9年間で30円の値上げなら優等生の駅弁と言えます。

     

2014年5月4日17時頃の敦賀駅キヨスクの駅弁ラインナップ。駅弁行脚に最後までおつき合いくださり、どうもありがとうございました。

     

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