2008年11月30日に三島駅で購入した「鯛めし」。680円。

     

2008年11月22日より、リニューアルして、カップに入っていた鯛そぼろがご飯の上に載るタイプとなりました。個人的にはちょっと残念です。おかずが充実し、鯛の西京焼き、黒はんぺん磯辺揚げなどが入るようになりました。680円はお手頃価格です。

     

スプーンが付くといいなあと思っていましたが、ついに付きました。

     

下は2006年5月25日、三島駅で購入した桃中軒の「鯛めし」は明治末期から続いている、伝統のある駅弁です。同時に、桃中軒を代表する駅弁とも言えましょう。

     

私と駅弁との出会いも、おそらくこの駅弁ではないかと思われます。なぜなら、味付けご飯の上にほんのり甘い鯛のでんぶが載っているお弁当というのは、いかにも子ども向きだからです。私の記憶をたどっていくと、実家から歩いて10分もかからない三島駅まで祖母と一緒にこの鯛めしを買いに行った想い出が蘇ります。三島駅に桃中軒の支店ができたのは私が2歳だった1962(昭和37)年。80系湘南電車が走り、その横を旧型国電の私鉄(伊豆箱根鉄道駿豆線)が走り、新幹線の三島駅はまだなく、チンチン電車(伊豆箱根鉄道島津線)も走っていて、国道以外は道路も舗装していなかった、そんな時代の想い出です。祖母も、父も、私も、甥や姪も、私の子どもたちも、幼少の頃、この駅弁が大好きでした。

     

上と下は2006年5月25日、三島駅で購入した「鯛めし」650円です。

     

ご飯と鯛そぼろが別々になっているのが特徴の駅弁。昆布の佃煮や鶏の唐揚げ、つくねが味に変化を持たせてくれます。

     

現在では鯛のでんぶが御飯と別になっているようです。昔は御飯の上にのっていたような記憶がありますが、定かではありません。 

         

上は2003年9月18日購入。味御飯はそのままでもおいしいです。鯛のでんぶが御飯と分かれているのが特徴ですが、この方法には大賛成。でんぶが御飯の水分を吸っていないことで、かけると本当にふんわりした食感が楽しめます。付け合わせの昆布の佃煮や鶏の唐揚げ、つくねが嬉しいです。例えば「かにめし」のような派手さ、華やかさはないですが、オススメの逸品。ただし、できればスプーンがほしいで〜す。
  
                    

上は1978(昭和53)年4月3日購入。350円の時代です。 

  

左は昭和40(1965)年12月30日。右は昭和34(1959)年11月18日。鯛や白身魚のそぼろを茶めしの上に敷き詰めて食べる駅弁ですが、当時はそぼろがごはんにかかっていたのか、あるいは現在のように別の容器に入っていて自分でかけるタイプだったのかは不明です。右は「業務用米使用」と書いてありますが、いわゆる食糧難の戦後混乱期に使用されていた外食券を必要としない等外米、すなわち屑米を使用していたので、庶民でも買い求めやすかったのです。

              

上はさらに時代がさかのぼった戦前の昭和5(1930)年9月21日午後6時。まるまると太って活きの良さそうな鯛が飛び跳ねている絵です。そして、下は2005年4月、「熱中時間」というテレビ番組に出演したとき、薬丸裕英さんや平山あやさんに食べてもらった自作「鯛めし」です。作り方は駅弁レシピのページにあります。掛け紙は当時5歳の息子が作ってくれました。

  

最近は子どもたちが大きくなってきたのでなかなかできませんが、我が家では以前から、妻が夜勤の仕事の時、たまに駅弁に似せたお弁当を作っていました。その中でもこの「鯛めし」は、家族の一番のお気に入りなのです。ですから、テレビ出演の時にも迷わず「鯛めし」を作ろうと思っていました。下のサインには薬丸さんやアリキリの石井さん、女優の高畑淳子さんなどの名前があります。

                   

アイドルで若手人気女優の平山あやさんは番組の中で大きな目をまんまるにして「甘い、ふわっとしていて本当においしい」と言って2口も3口も食べてくださいました。他の出演者も同様で、黒崎教授などは絶賛してくださって、とても演技とは思えなかったのですが、真相はいかに。。。駿河湾で獲れた最高級の真鯛を材料とした「でんぶ」ですから、おいしいのは当たり前でしょうが。。。と勝手に思うことにします。

     

今回は当サイトが100万アクセスという大きな区切りを迎えるにあたり、初心に戻るつもりで、自分が駅弁を好きになった原点とも言える駅弁「鯛めし」を紹介させていただきました。

     

そもそもこのサイトを作ったのは駅弁趣味30周年を記念したのがきっかけで、最初は自己満足そのものでした。しかし、廃れゆく駅弁の現状を考えると微力でも応援しなければ、と考えて、駅弁の魅力を自分なりに伝えたいというサイト運営に方針を変更しました。もちろん未熟なサイトと独善的な管理人に対してご批判も多々あるでしょうが、それ以上に駅弁を温かく見守り、駅弁を応援しようという方々がこの「駅弁の小窓」サイトにたくさん集ってくださるようになった、ということが何よりも嬉しく思っているところです。そして、皆さまの応援がこのサイトを続けるエネルギーとなっているのは言うまでもありません。本当にありがとうございます。

     

ところが、管理人である私はこの4月より仕事がとても忙しくなってしまい、また、子だくさんでお金がかかるようになってきたため、なかなか思うようには駅弁行脚に出られなくなってしまいました。でも、こんなサイトでもよろしければ、今後とも皆さまの力を最大限にお借りしつつ、細々と、できる限り駅弁サイトを続けていこうと考えておりますので、これからもどうか宜しくおつきあい下さいませ。

     

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