「小澤」駅は函館本線、倶知安駅のとなりの駅です。
左はおそらく昭和初期の掛け紙であると思われます。

下は大正時代を思わせる駅弁掛け紙です。調製元も上と異なる業者です。小澤駅から国富駅に分岐している岩内軽便線(後の岩内線・1985年廃線)に「国富駅」ができたのは大正8年ですので、この掛け紙は大正8年以降のものです。右下にはこの掛け紙を印刷した業者と思われる「ヲタル其水堂石印」の記載があります。「石印」とは当時流行りだした「石版印刷」のことなのでしょう。

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