日本縦断駅弁行脚〜九州編2〜

2006年7月22日夜、梅雨前線による記録的な大雨で交通が麻痺状態の鹿児島に飛行機で何とか辿り着いた私は、翌23日、太宰府天満宮と博多をめざしてローカル線あり、新幹線あり、特急グリーンありの変化に富んだ行程で駅弁行脚をしようと考えていましたが、さて。。。

     

23日朝、見たくない鹿児島中央駅の掲示板でしたが、これが現実です。市内電車は動いているのになあ。。。関係ないか。。。

     

それでも、新幹線は川内まで動いているのだから、私の所有する古い西原弁当さんの掛け紙をカラーコピーして持っていくという約束を果たすために新幹線へ乗り込みました。下はある意味で貴重な「川内」行きの画像。

     

2006年7月23日、鹿児島中央駅で購入した「きびなご寿司 薩摩きっなご」。

     

がらんとした「つばめ」車内で賞味。本当は鈍行の車内でビールと共に口にしたかったです。とりあえず、今はビールなど飲んでいる余裕はありません。

     

見にくいので90度回転させます。薄板昆布をのせた寿司6カンに、巻き寿司3個。ガリ、ムラサキ。

     

やはり素材が新鮮だからでしょう、ぷりぷりして甘みがあり、小骨も全く気になりません。うまいです。

     

新幹線「つばめ」は土砂崩れのあった箇所で減速し、5分程度遅れて川内駅に到着。在来線をやめて新幹線でワープしたものの、この時点ではまだ計画範囲内の行程を消化していました。駅前の西原弁当を訪れます。

     

ここで予約していた「さつま味弁」と「栗めし弁当」を受け取ろうとするも、私の予定が早まったため、「さつま味弁」は間に合いませんでした。持参した古い掛け紙をお見せし、カラーコピーを渡し、西原弁当所有の古い掛け紙を見せていただくなどしているうちに発車時間が迫ってきました。川内で立ち往生していても困るため、駅員に肥薩おれんじ鉄道の全線運転見合わせを確認して、ついに計画を変更し、少しでも移動の選択肢が多い鹿児島中央駅に戻ろうと決意。

     

2006年7月23日、川内駅前の調製元で直接購入。

この駅弁を食べに鹿児島から新幹線で往復したと考えると高い買い物ですが、掛け紙を持っていったことで西原弁当のご主人さんが本当に喜んでくださったので満足です。なんでも昔、火事になってしまい、古い掛け紙はみんな焼けて無くなってしまったということなので。

     

ここで一息入れて、下は2006年3月26日、はやしさんが購入。





はやしさん、「栗めし弁当」の貴重な画像どうもありがとうございました。今もって「いい日旅立ち」ロゴをつけたまま売られているようです。前日までに予約が必要だということです。 また、下は私の所有する1988年頃の駅弁掛け紙で定価は600円でした。昆布、いりこなどのだし汁で炊いた御飯や、付け合わせのかぼちゃ、ちりめんじゃこの佃煮など。くりの形をした容器にくりが4つ入っていました。

           

さて、ここからは話を本題の駅弁行脚に戻しまして、川内から折り返します。

     

下は乗る予定だった列車のきっぷ。ちょっと加工させていただきました。

     

鹿児島中央駅に戻った私は、行程を白紙に戻し、まずは上のきっぷの行程を断念。あとは福岡入りすることだけを考え、あれこれと画策しますが、バスも飛行機もダメダメ。岡山や広島経由福岡行きの飛行機さえきっぷは取れませんでした。しかし、もうだめかと諦めかけたそのとき、ネットカフェで鹿児島発以外のJALの空席状況を確認し、この日は日豊本線だけが動きだしたことを思いだしました。すぐさま駅構内のジョイロードに走って、ついにあるきっぷを手にすることができたのです。それは。。。想像できますよね。


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