2009年10月12日、折尾駅東口(折尾第一売店)で事前予約して購入した「驛物語」900円。2009年10月からの販売です。ちょうど売店でこの駅弁を受け取っていたら、東筑軒元3号さんがお見えになりました。

    

下は幸運にもいただいた掛け紙です。東筑軒元3号さんから2009年10月2日に画像でもいただきました。以下はコメントです。「駅物語の掛け紙は2009年7月現在の折尾駅をデジカメで撮影しロゴや文字をパソコンで手作りしたものです。折尾駅とともに育った東筑軒ですから、らしい掛け紙になったと思います。中身はかしわめしと白飯両方楽しめるようになっています」

    

東口の売店限定で売られているのは、掛け紙にあしらわれたこの駅舎のある出入口だからなのだと改めて実感しました。この駅舎は1895(明治28)年に落成し、1916(大正5)年に現駅舎に改築されたということです。この駅舎はもちろん、煉瓦積みアーチの東口通路や東口木製円型ペンチなど、折尾駅にはいつまでも残しておきたい風景がいくつもあります。なお、日本初の立体交差駅である折尾駅の駅舎は、折尾駅周辺連続立体交差事業(JR折尾駅周辺のJR鹿児島本線、筑豊本線、短絡線の3線を高架化。鹿児島本線は現位置で高架化し、筑豊本線・短絡線の2線を西側に約 300m移設・立体化)によって今後は取り壊され、移築されるそうです。

さて、ここらで駅弁を広げましょう。紐解いたのはレトロな雰囲気を残す門司港駅横、九州鉄道記念館です。

    

九州鉄道記念館に展示されているキハ07と「驛物語」。その昔、この駅舎はこの車両を見ていたのでしょうか。

     

九州鉄道記念館に展示されていた駅弁立売の様子。右は「さくら・はやぶさ」のヘッドマークを付けたC59蒸気機関車の1号機と。

     

駅弁の内容は、まさに豪華絢爛。900円の値段としてはかなりお買い得です。大きなエビの天ぷらが収まりきれずにはみ出しています。

    

経木の香りが旧き良き時代を彷彿とさせます。定番のかしわめしをメインに、煮物、揚げ物など、なんとハムまで、所狭しと詰め込まれていました。

    

立売の山口さんもこの駅弁を持っておられました。但し、いつも持っておられるとは限りません。

     

「九州駅弁ランキング2009」に初エントリーしました。上位に食い込む実力は兼ね備えていると思います。あとはどれだけ知られるかが鍵ですね。この駅舎と立売も、いつまでも折尾駅に残したい風景です。

    

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