2006年1月29日、米原駅で予約して購入。

2006年NHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公である土佐藩初代藩主、山内一豊とその妻である千代をモチーフにした米原駅の2006年新作弁当です。当初は新幹線ホーム売店で朝9時半に受け取りたかったのですが、11時頃にならないと売店に並ばないということで、帰路19時半ごろ(新幹線上りも下りも6号車付近売店の閉店時間は20時)に予約して受け取りました。

     

     

別名「紅白のお祝御膳」「湖北の味わい縁起弁当」ということです。山内一豊と千代の歩みは北近江から始まったと言うことです。妻の千代の出身地が米原市というのが駅弁誕生の要因でしょう。戦国時代を生きた山内一豊は、一時期4種類の家紋を持っていたと言うことですが、団扇を模した楊子に描かれている家紋は豊臣秀吉に認められて使用を許されたという桐の紋の一部なのかも知れません。

     

出世と幸いがテーマの駅弁ですので、それにふさわしい縁起の良い食材が使用されています。出世魚であるぶりの照り焼きを筆頭に、紅白のご飯にだし巻き玉子、かまぼこ、赤蕪の漬け物、鶏肉鍬焼き、小芋、八幡こんにゃく(この地方の名産で、草津駅「かぐや姫伝説」にも入っています。)、大根のぜいたく煮、海老の天ぷら、キャラブキなど。うるめいわしは大願成就を目指すための質素な食生活のイメージでしょうか。

     

     

上はうちわの裏にあった家紋で、表のものとは異なります。うっかりしていて違いに気づきませんでした。こちらが「桐」の家紋だと思われます。山内氏のメインの家紋は「三柏紋」であり、表のものとは異なります。妻の家紋とも違います。表の家紋の正体が気になるところではあります。


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