近鉄沿線駅弁旅〜その3・終〜

2008年10月11日から12日にかけて、近鉄沿線を駅弁旅しました。その最終日、アーバンライナーに乗車して、終点の近鉄難波駅に到着しました。1年ちょっと訪れなかったうちに、駅弁も少し様変わりしたようです。さっそく味わってみましょう。

     

2008年10月12日。売店には「ちょいパク」と称するコンビニ風のお弁当や新神戸の駅弁屋さんである淡路屋の駅弁が進出していました。もちろんグリル近鉄の駅弁も健在でした。すると、その中に、戦時中を思わせるような駅弁を発見。その名も「平成日の丸辨當」。1000円。

    

これはまた大きな南高梅が白いご飯の上に鎮座して、まさに「日の丸」を演出しています。

    

おかずも煮物などの和風。紅鮭の塩焼きがトロトロしていて美味です。おかずがなければ戦時中の「日の丸弁当」そのものですが、平和で豊かなな平成時代だからこそ、おかずがあって良かったと、しんみりさせてくれます。

    

日本の駅弁の原点を見るようなノスタルジックな駅弁が、私鉄である近鉄難波駅にあるなんて、なんだか不思議な感じがします。

    

グリル近鉄の駅弁には専用の紙ナプキンが付きます。これはいつまでも残して欲しいですね。

    

次に、同じく2008年10月12日、近鉄難波駅で購入した「大和肉鶏弁当」。東海道新幹線の車内で賞味しました。定価は950円。

    

「大和かしわの再現」ということで、これまた日本古来の伝統を感じさせる駅弁のようです。ワッパをイメージした容器を使用しています。

    

「噛めば噛むほど芳醇な旨味とコク、しっかりとした歯応え」と掛け紙に書かれているとおり、弾力のある肉質のようでした。下のご飯は鶏肉と牛蒡が炊き込まれていました。

    

さらにモモ照り焼き、手羽先唐揚げ煮、ムネ肉唐揚げと、大和肉鶏を思う存分味わえる駅弁でした。

    

「大和肉鶏」の説明が掛け紙の裏に記載されています。「大和のかしわ」というのが大和肉鶏のルーツだそうです。

    

付け合わせには牛蒡煮やブロッコリーなど。今後も人気が出そうな駅弁です。

    

駅弁行脚「近鉄沿線駅弁旅」に最後までお付き合い下さり、どうもありがとうございました。

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