つくば駅弁への夢実現を応援しましょう!

    

2006年3月5日、つくば市内の調製元「ママの台所」で購入。

2005年8月開業のつくばエクスプレス。その終着駅つくばの駅弁になるべく準備してきたはずだったのに、今のところその夢を果たせていないという「夢つくば地鶏弁当」です。現在はつくばのイベント仕出し弁当として予約注文しなければ食べられないお弁当となってしまいました。早く本当の駅弁になれるよう、みんなで見守り、できることがあれば応援しましょう。

    

とりあえず中身を見てみましょう。茨城三大地鶏の1つ、「筑波地鶏」の照り焼き、日本一の生産量を誇る土浦蓮根を混ぜて食感が楽しい筑波地鶏のそぼろ、これがこの弁当のメインです。さらに「もみじ鶏」の海藻玉子(煮卵)、珍品といえる揚げ高野豆腐、たけのこ煮物、紅ショウガ、蒲鉾。ごはんにはコシヒカリである筑波北条米を使用しているそうです。

    

鶏そぼろは1つ1つが大きめで、弾力はあるものの固くはなく、しっかりとした味わいがありました。臭みもありません。特に照り焼きは身が締まって心地よい歯ごたえがありました。たまごそぼろはふわっとしていて子どもやお年寄りにもウケそうでした。パッケージの右下には「夢指定席券 筑波名物 夢つくば 行き」と書かれています。

    

つくば市内のお店「ママの台所」にはこの「夢つくば地鶏弁当」のポスターが設置され、つくば駅への出番を心待ちにしているかのようでした。

    

この駅弁のネーミングである「夢つくば」の由来ですが、これは2003年の大晦日に調製元の店主が見た夢をできるだけ忠実に再現しようとして生まれた弁当だからということだそうです。2004年1月、つくば市役所観光物産課から「イベント用に、つくばの名物弁当を創作してほしい」という依頼があり、店主の夢は正夢になるべくチャンスが訪れました。
そして話はとんとん拍子に進んでゆき、2004年3月にはつくばエクスプレスつくば駅前にある西武百貨店筑波店で6日間先行販売され、JR土浦駅構内においても「駅弁」として6月末まで土日祝日販売され、このように2005年のつくばエキスプレス開業販売に向けて順調に歩んでいるかに見えました。しかし。。。

    

あまり多くは語れませんが、つくば駅構内で営業する某コンビニエンスストアの弁当と競合してしまうからなのでしょうか、なかなか委託販売への折り合いが付かなかったようです。あきらめてJR土浦駅で再び販売するという選択もなくはなかったようですが、店主の「つくば駅弁」実現という夢への思いが強いからでしょうか、あくまでも「つくば駅弁」を目指し、2006年3月現在では「待ち」の状態のようです。そんな中、つくば市の事業としてつくば駅構内に土産店を作るという動きもあるようで、もしもそれが実現すれば、その店頭に「夢つくば地鶏弁当」が並ぶ日が来るかも知れません。でも、まだ実現に向けた具体性には乏しいというのが現実のようです。

    

この弁当を入手するには4日前までに「ママの台所」029−863−3940まで注文してください。1個900円です。内容的には値段以上の価値があると思います。筑波鶏には比内地鶏の血統も少し混ざっているようですよ。この弁当は発売以来5000個が売れたと言うことです。

具体的に何ができるのかと聞かれても困りますが、とりあえず駅弁を目指していたにもかかわらず、まだ正式な駅弁になれないお弁当の存在を、少しでも多くの人に知ってもらうため、敢えて当サイトでは駅弁として取り上げることにしました。厳密には「つくば駅弁」としてでなく、3ヶ月間だけ「土浦駅弁」としての実績はあるのですが、店主の夢がかなうよう、駅弁リストには「つくば駅」の欄を設けました。早く「夢つくば」が夢でなくなることをお祈りしています。

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