メインの栗は3粒と少し寂しいのですが、いかにも手作りの感がある野菜の煮物など、おふくろの味風なおかずが多いので全く気になりません。ぜひ秋に食べたいお弁当です。赤飯は前日からささげの煮汁に漬けて美しい紅色を出しているそうです。


下は2006年3月18日、新宿行き特急スペーシア号1番列車の乗車記念として作られた赤飯弁当です。この駅弁は当初は東武トラベルの働きかけで油源が調製したものです。



3月18日から約1週間、毎日10本程度しか売られなかった貴重な駅弁です。中身は完全なる手作り弁当で、日光名物である日光ゆば(手作りだから取れる「崩れ湯葉」)、たまり漬け、筍や人参、椎茸などの野菜の煮物(油源は元々江戸時代から続く菓子供物商。八百屋も手がけていました。素材の生かし方は抜群、味も確かと評判。)、つくね団子、鶏唐揚げ、玉子焼き、オレンジなど。もちろんご飯はおめでたい赤飯となっています。



浅草からだけでなく、新宿からも日光に行きやすくなりました。今後、観光客がさらに増えることでしょう。この駅弁はもう売られていませんが、油源の駅弁は地の物にこだわる老舗ならではの食材吟味、さらにそれを生かし、本物、無添加にこだわっています。素朴で懐かしい味、そして決して手抜きをしないガチンコ勝負の老舗特産品店、そして駅弁屋さんの味を東武日光駅でぜひ味わってみてください。名物の「山椒若葉煮」も忘れずに。


↑直通運転を知らせるパンフレットを転載させていただきました。

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2003年11月29日購入。

赤飯のおこわの上に肉団子や野菜の煮物、卵焼きなどが載っています。曲げわっぱの容器を使用しています。もみじの蓋も日光らしくていいですね。