下は2011年4月17日、東京駅の中央通路「駅弁屋旨囲門」で購入した東京駅「がんばろう、東日本。東北味めぐり弁当」1200円。

    

東日本大震災復興支援の一環として2011年4月16日、17日の2日間、東日本を中心に各地の駅弁を約90種類取り揃えた駅弁大会が東京駅で開催され、その売上金の一部は日本赤十字社を通じて義援金として寄付するということでしたので購入しました。4月17日の午前中の会場の雰囲気は下のような感じです。この駅弁は店の中ではなく、店頭で販売されていました。5月14日に公式サイトを見ると、売上金の一部である300万円を復興支援の義援金として寄付したということでした。

    

実際にはこの2日間だけでなく、4月23、24日、4月29日〜5月6日まで小田原や横浜、船橋、八王子などでも開催された駅弁大会、そして4月13日、20日、27日、5月4日のエキナカヤオヤの売上金の一部が東日本大震災の復興支援の義援金として寄付されることになったようです。さて、お弁当の内容ですが、掛け紙に「東北をイメージしたおかずを盛り込みました。被災地復興に思いを込めた駅弁です」と書かれているとおりの内容です。お品書き。

    

深川めし、鮭はらこめしをメインに帆立フライ、焼き茄子のずんだ和え、柚子入り笹かまぼこ、リンゴのシロップ漬け、みず生姜漬け、数の子など、東北新幹線沿線の名物が入っています。

    

煮物の中には名物の油麩や、長芋、結び昆布なども見られます。東北新幹線は4月29日から49日ぶりに全線復旧しましたが、まだまだ被災地では不自由な生活をされている方々が多くいらっしゃいます。この駅弁大会の思いが被災地に届き、一日も早く復興を果たされるよう切に願っています。

    

実はこのイベント、当初は4月10日の「駅弁の日」に合わせて実施される予定の駅弁大会が東日本大震災の影響で自粛、中止になった際、被災した駅弁屋さんの「私たちにはもう駅弁大会ぐらいしか売る場所がないのですよね」という一声によって、1週間ずらして「復興支援」を目的とした駅弁大会として復活したのでした。

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