地産地消にこだわった日光自慢駅弁

以下に紹介する4つの駅弁は、JR東日本・東武鉄道特急列車直通運転一周年を記念して、2007年3月18日〜6月30日までの期間限定で売り出されたもの。それぞれが地産地消にこだわった日光自慢駅弁です。

下は2007年3月25日、東武鉄道鬼怒川温泉駅で購入した「御弁当 鮎美」。調製は「鬼平」で、商品シールを見ると販売者は「きぬがわ庵」とあります。1200円。

   

「山菜の五色ごはん」と命名された山ぜり、わらび細竹、竹の子、えのき茸、きくらげ、紫蘇の実、大根(つぼ漬け)が入った混ぜごはんに、鮎の塩焼き2尾、鹿の子こんにゃく、若竹煮、舞茸や人参、椎茸、竹輪、厚揚げの含め煮、ミョウガの浅漬け、ふきのとうの西京味噌仕立て、そしてデザートには紫芋を使用した「むらさきびんろう」。

   

容器はブックタイプで、装丁?もそれなりに高級感を醸しだしています。全体的に田舎らしい素朴なおかずが多く、ほっとする感じの駅弁です。期間限定などと言わず、ずっと売り続けて欲しいものです。

   

下は2007年3月25日、東武鉄道の東武日光駅で購入した「日光名物駅弁 けっこうづくめ」。1050円。

   

低農薬日光清流米コシヒカリのごはんの上には日光高原牛のすき焼き煮にそぼろ煮が敷きつめられ、一瞬、駅弁大会でも大人気の米沢駅「牛肉どまんん中」かと思いました。牛肉の上に載せられた2枚の玉子焼きがアクセントとなっています。

   

大根の煮物は日光産の大根を栃木軍鶏のスープで煮込んだということで、手間がかかっています。そのほかのおかずとしては、ゆば葉っぱ、日光の「けっこう漬け」など。日光産の大根を栃木軍鶏のスープで煮込んだところはさすがとしか言いようがありません。

   

下は2007日3月25日、東武鉄道の東武日光駅で購入した「あじわい街道」。1200円。

   

調製元である油源のご主人さんは日本ベジタブル&フルーツマイスター協会のシニアマイスターを取得するなど、もともと「食材選び」と「手造り」を大切にしている人です。今回も無添加自家製ソーセージ、オーガニック青大豆など、食の安全を第一に地元の食材を生かしつつ、ひとつひとつのおかずを丁寧に「手造り」している姿勢が伝わってくるお弁当です。

   

紅白のごはんが祝福ムードを盛り立てています。おかずは無添加ソーセージの日光舞茸ソテー、日光揚巻湯波(湯葉)、那須鶏香味焼き、栃木牛しぐれ煮、五色なます、人参や竹の子、椎茸などの野菜の含め煮、紫蘇巻き唐辛子、練り羊羹、とちおとめ(イチゴ)など。

   

下は2007日3月25日、東武鉄道の下今市駅で立売から購入した「日光まるごと味の弁当」。1000円。

   

調製はアザレア。駅弁立売が頑張っている私鉄としては唯一と思える駅です。世界遺産「日光の社寺」の鉢石宿をテーマにした駅弁。

   

9分割の容器を使用しています。箸は日光杉箸。日光紫蘇巻き唐辛子漬け混ぜごはん、赤飯、鶏そぼろごはんの他に、岩魚の粕漬け焼き物、鶏肉照り焼き、日光ゆばや野菜の煮物、山芋の磯辺揚げ、玉子焼きなど。

   

もうおわかりのように、これらの駅弁に共通することは、主に日光市内で生産された農産物や水産物を中心に、「地産地消にこだわった駅弁」として仕上げられていることです。この日光・鬼怒川温泉地区では2007年3月18日〜6月30日まで「水と緑の日光・鬼怒川キャンペーン」を開催しており、さまざまなイベントが実施されますが、ぜひJR新宿〜東武日光・鬼怒川温泉を走る直通特急を利用する中で、これらの期間限定駅弁を味わってみることをお薦めします。

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