江ノ電に本格的な駅弁登場

2008年7月19日、江ノ電に本格的な駅弁が登場すると聞き、さっそく翌日の7月20日に藤沢へやってまいりました。

     

すると、いつもは「うなむすび」しかない江ノ電売店に、この日はありました、「えのべん ごちそうさま〜弁当」。800円。数は少ないみたいですが、午前中と午後の早い時間に鎌倉駅(8時半、10時、13時)と藤沢駅(9時、11時)の江ノ電売店入荷するみたいです。夏バージョンは2008年9月15日までの販売です。

    

それでは、この駅弁を持って江ノ電に乗り込みます。当然のことながら、休日ともなると車内は超満員。とても駅弁を開く雰囲気はありません。どこかで途中下車してのんびりと寺社巡りや海岸遊びをしながら食べるか、駅のホームにあるベンチに座って、行き交う電車をのんびりと眺めながら食べるか、そんな楽しみ方が良いのでは、と思いました。

     

そこで、湘南の海が真正面に見える「鎌倉高校前」のホームに降り立ちました。

    

江ノ島のまわりの海ではサーフィンなどのウォータースポーツで賑わっていました。

     

電車内に比べればほとんど混雑していないホームのベンチに座り、この景色を見ながらいただきます。

    

ドライカレーの部分は江ノ電の電車をイメージしているみたいです。その後方、海の沖に江ノ島(スパイシーチキン)がデーンと右手に見え、回り(おかずの仕切り3つ)は海をイメージし、しらす、野菜トマト煮(夕焼けテトラポットをイメージ)、タコにクラゲ(大福餅)というラインナップ。

    

内容はとても夏らしくて海のイメージが満載。ドライカレーにスパイシーチキン。これは古都の寺社巡りという、私個人の勝手な江ノ電のイメージとは異なり、サザンの曲が聞こえてきそうな湘南のイメージで作られたお弁当みたい。

    

しかし、それでいて容器は経木折によく見られるような和の雰囲気を持ち、仕切りも伝統的というか。。。最近よくあるランチボックスタイプの容器ではないというところに、和と洋の雰囲気が混在する鎌倉、湘南のアンバランスさが楽しめるような気がして面白いです。

    

再び電車に乗り込み、トコトコ走ります。七里ヶ浜を過ぎると、大きく明るい景色の海よりも、山側の落ち着いた雰囲気の景色に目がとまるようになります。

    

蓋との間に置かれたシートにも「えのべん」の文字と電車の絵が。稲村ヶ崎駅で停車中にギャラリーのポスターが目にとまり、思わず下車。

     

駅から徒歩10秒の駅前にそのギャラリーはありました。

    

中に展示されていた、江ノ電の走る風景を描いた原画は撮影禁止でしたが、購入した絵はがきをネット上に載せるのは構わないと言われ、1枚100円で2枚買いました。左下は先ほどの鎌倉高校前付近、右下は稲村ヶ崎駅前の踏切だそうです。2008年7月26日まで開催中ということでした。入場無料。

     

再び、電車に乗って一路、鎌倉駅へ。鎌倉駅にも「えのべん」は置かれていました。

     

掛け紙ですが、「えの坊」と呼ばれるマスコットが麦わら帽子をかぶってこっちを見ています。各季節ごとの服装で掛け紙に登場予定とか。

    

掛け紙の裏は江ノ電の車両が写真で紹介されていました。

    

季節ごとに内容が変わるようなので、最低1年間は売られそうですが、ぜひ江ノ電の名物として定着して、末永く販売して欲しいと思います。

    

    関東の駅弁リストに戻る  トップページに戻る