房総駅弁の旅〜その2〜

2009年8月8日、私にとって久しぶりの休日に、銚子電鉄の駅弁ゲットを主目的にした房総への日帰り旅をしました。銚子から先は外房線で安房鴨川方面へと考えていましたが、夜の所用を控えていたため、何となく千葉へと戻りました。ここには2008年春の販売以来、季節毎に内容を変えて好評を博している地産地消の駅弁があります。ここでは過去に発売されたものも含めてお楽しみください。

    

その名を「ベイエフエム 力玉手箱」。780円。2009年8月8日の昼頃、9、10番線ホーム売店で購入しました。「bayfm」の朝の人気プログラム「POWER BAY MORNING」とのコラボ駅弁第9弾となります。(第8弾として2009年6月11日〜15日に発売された「力玉手箱 県民の日バージョン」780円、第10弾として9月18日〜10月31日までの限定販売「力玉手箱秋バージョン(紅白ソース、新米しめじご飯)」は買い逃してしまいました。駅弁資料として残しておきたいため、画像を提供してくださる方がいらっしゃいましたらご協力ください。)

    

「夏Wバージョン」と題した第9弾は2009年7月1日〜8月16日に期間限定発売されました。今回のテーマは「ダブル」ということで、しらすとじゃこを使用した「漁師風ごはん」を主菜に、飯岡漁港直送の鰯を使用した「大葉挟み梅風味」と「鬼に金棒」と呼ばれるピーナツ揚げや豚肉、ハムのダブルロールなど、つまり2種類の食材を共に用い、しかも夏らしいおかずに仕上げているようです。力玉はトマトソース系の味付けでした。

    

実は今回、いつも購入しているコンコース(マツモトキヨシ近く)の売店に行って、珍しく予約もなしに駅弁を選ぼうとすると不意に店員さんから、「ここは品切れ続出です。7、8番線ホームの方が揃っているし、若くて美人の売り子さんがいますよ。ぜひ行ってみてください」と言われ、別にどこで何を買っても良かったのですが、時間もありましたし、そう言われると行かねばならないような気持ちになり、言われるままに行ってみました。すると、確かに若くて美人の女性店員がおり、店頭にあった季節限定の「しおさい牛」の駅弁を買いました。しかし、欲しいと考えていたこの「夏Wバージョン」は品切れでした。でも、本当に丁寧な応対で、辛抱強く他の売店を何軒か当たってくれて、最後の最後に隣の9、10番ホームにたった1個残っているのを教えてくれたのです。この日一番の嬉しいひとときでした。本当に感謝いたします。これからも笑顔で駅弁を売り続けてください。

    

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以下、お時間があれば過去発売された「力玉手箱」のバリエーションをお楽しみください。下は2010年2月11日に購入した「三番瀬新海苔力玉手箱」。780円。第12弾となります。2010年2月4日〜3月14日までの限定販売。「ド根性2010年」と書かれています。

    

ピリ辛と薄味の三番瀬生海苔浅炊きは、それだけでご飯が食べられそうです。その他、勝浦鰹と新海苔煮こごり風、新海苔入り白身の魚すり身、鰯さんが揚げ、椎茸海老真丈など。中でも海苔カップ入りちりめんじゃこは、カップが海苔でできています。

    

下は2009年11月3日、ノラ猫さんが購入した「力玉手箱 秋炊込みバージョン」。第11弾となります。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

    

「11/3 千葉駅東口売店にて購入。お馴染み力玉手箱の秋バージョンです。多古米のしいたけ炊き込みご飯に、おかずは八千代牛メンチカツ、八千代牛切り落としピリ辛酒粕風味、力玉野菜ソースなど。今回は八千代牛がメイン食材のようです」

    

下は2009年5月3日、ノラ猫さんが千葉駅で購入した「力玉手箱ゴールデンウィークバージョン」。2009年4月29日〜5月10日まで780円で販売されました。「駅弁の日」のイベント駅弁を数えなければ第7弾となります。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

    

5/3 千葉駅3・4番線ホーム売店にて購入。お馴染みの力玉手箱のゴールデンウィークバージョンです。掛け紙は通常のものと同じです。ご飯は大多喜産の筍ご飯、おかずは力玉手箱定番の鰹のなまり野田ひしお煮に海苔の浅炊き、力玉(金色のハニーマスタードソース)などの他に、薄焼き玉子で野菜ソテーを包んだ“お野菜のブーケ”が入っていました

    

下は2009年4月11日、東京駅で開催の東日本縦断駅弁大会で購入した「大人の力玉手箱」。1200円。シリーズ第7弾となるのでしょうか。それともイベント駅弁なので、シリーズとしては数えないのでしょうか。

    

2008年4月から発売され、1年が過ぎた「力玉手箱」シリーズ。今回は東日本縦断駅弁大会限定で1日20個、合計40個が販売されました。

    

ごはんもそうですが、おかずも安心して食べられるものばかり。地産地消のお弁当としてこれからも駅弁界をリードして行くことでしょう。

    

下は2009年4月11日、がちまやーさんが東京駅で開催の東日本縦断駅弁大会で購入した「大人の力玉手箱」。1200円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

     

「東日本縦断駅弁大会に行って参りました。訪れたのが夕方だった為目ぼしい物、欲しかった物は概ね売り切れ。残り僅かだった大人の玉手箱のみ購入しました。桜の花があしらわれた風呂敷に包まれています。風呂敷を解くと二段重ねの折に掛け紙が。歴代の力玉手箱のいいとこ取りの総集版です。力玉のソースは桜の香りがいいですね。」

    

下は2009年4月4日、千葉駅で購入した「ベイエフエム 力玉手箱 春玉」。780円。

    

千葉駅「力玉手箱 春玉」。シリーズ第6弾です。2年目に突入しましたが、少なくともあと3回は出そうですね。

    

今回はソースが桜色で、いかにも春らしくていいです。「豚肉の佐倉豚みそ添え」は本当にあっさりと仕上がっていて、脂っこさが全く感じられませんでした。

    

下は2009年2月5日、ノラ猫さんが千葉駅で購入した「ベイエフエム 新海苔力玉手箱」。780円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

    

「2/5 千葉駅構内万葉軒中央売店にて購入。第5弾の力玉手箱は海苔がテーマです。ご飯の上には2種類の新海苔の浅炊きが。おかずの方も新海苔入り白身魚のすり身、鮪のタルタルソース海苔添え、蓮根の新海苔酢の沖締め鰯添えと海苔がふんだんに使われていました。力玉は薄焼き玉子の中に(トマトソース味で)隠れています」

    

下は2009年2月15日、痛筋痒足さんが千葉駅で購入した「ベイエフエム 新海苔力玉手箱」。780円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。「シート状の玉子焼きをめくると、ほら美味しそうな力玉が顔を出します。」

    

下は2009年2月15日、千葉駅で購入した「ベイエフエム 新海苔力玉手箱」。

    


下は2008年12月13日に千葉駅で購入した「ベイエフエム 力玉手箱 冬バージョン」780円。第4弾です。

    

今回は雪をイメージしたホワイトソースが力玉に掛かっていました。クリスマスをイメージしてか、千葉県産鶏肉使用ローストチキンも入り、新たに富里産ブロッコリーが加わりました。

    

秋刀魚の蒲焼き(どこにあったのかよくわからなかった)、房総豚の佐倉味噌焼きなど、いつもながらのおかずも充実しています。

    

下は2008年10月19日、千葉駅で購入した「ベイエフエム 力玉手箱 秋バージョン」780円。第3弾です。

    

今回は新米を採用。「秋玉」は秋らしくキノコ(マッシュルーム)入り。銚子産サンマの蒲焼き、里芋の味噌和え、椎茸と海老のしんじょうなどが入っています。

    

お品書きです。千葉県内各地の特産物が使用されているというのがこのシリーズのコンセプト。

    

房総豚の佐倉味噌焼き、飯岡しらすと松戸産小松菜の和え物、カリフラワーやインゲンなど千葉県内産の野菜取り合わせも入り、彩りや栄養価のバランスも申し分なし。

    

下は2008年8月4日、千葉駅で購入した「ベイエフエム 力玉手箱 夏バージョン」780円。第1弾が1ヶ月で9800個も売れて大ヒット商品になったと言うことで、継続販売の要望に応えて2008年6月15日から販売開始されました。第2弾ということになります。

    

夏らしく、枝豆が上手に取り入れられています。れんこん、おくら、ズッキーニなども入って夏らしさを演出しています。ノリは船橋三番瀬産、おかずは飯岡漁港の〆イワシ、房総豚の佐倉みそ焼きなど。

    

下は2008年5月4日、東千葉駅すぐ近くの万葉軒本社で購入した「ベイエフエム 力玉手箱」780円。

    

千葉県の地元FM局「bayfm78」がプロデュースした万葉軒とのコラボ駅弁です。伝統の将軍献上米 香取郡の多古米など、地元千葉の食材を使用した本格的駅弁で、リスナーから寄せられた食への関心を反映した「こだわり弁当」ということです。

    

2008年4月25日〜5月31日までの期間限定発売。販売価格の780円は「bayfm78」の周波数78.0からきているのでしょう。

    

お品書きは次の通りです。伝統の将軍献上米 香取郡の多古米、江戸前百年の味 三番瀬生海苔浅炊き、飯岡漁港直送沖〆鰯「鬼に金棒」、鰹なまりの野田ひしほ煮、房総豚の佐倉みそ焼き、千葉県産野菜とりあわせ、ちば菜(千葉県産からし菜)、そして「bayfm」のDJが考案したという力の源「力玉」(鶉卵を海苔でコーティング&豚・鳥のひき肉)。

    

「bayfm」の朝の人気プログラム「POWER BAY MORNING」から発信した千葉の地元食材、安心食材を担当DJさん自らが吟味して詰め込んだお弁当の誕生です。「多古米」はDJさん自らも作っている千葉県随一の名米、船橋三番瀬の生海苔は支柱柵漁法という昔ながらの方法で採った海苔だそうです。また、リスナーの意見も取り入れつつ、約10ヶ月の開発期間を経て完成したとか。

    

そして、弁当開発に携わってきたDJやスタッフが「朝から元気になる独自メニューを盛り込みたい」という意見を持っていたことから、元気になる源を凝縮した「玉」(球体)のメニューを提案したそうです。それが鶉卵を海苔でコーティング&豚・鳥のひき肉を丸めた力の源「力玉」。パッケージは「玉手箱」のワクワクするイメージで、これは蓋を開けると笑顔になる弁当を目指したということです。

    

下の画像はこのお弁当が発売されていち早く手にされた千葉さんが提供してくださった画像です。貴重な画像どうもありがとうございました。

    

ゴールデンウィークの中日、家族総出で訪れた我が家はこのお弁当だけで3個、その他のお弁当も含め、万葉軒本社のロビーでいただきました。無料の味噌汁、お茶サービスが嬉しいです。

    

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