冬の北海道駅弁旅 〜その1〜

2015年1月30日から2月1日までの2泊3日、大寒波で道東が交通麻痺した悪天候の中、計画の変更を余儀なくされ、一周は断念しつつも、なんとか北海道を縦断できました。中でも稚内駅の駅弁販売を確認できたことが一番の収穫です。

出発の1月30日は関東も早朝から積雪を記録したほどの荒天で、車で東名高速を走らせて羽田空港に向かったのですが、御殿場付近と町田付近の積雪が特にひどく、除雪作業で渋滞もしましたし、通行止めになるのではないかと心配もしました。でも、通勤時間帯を避けて早めに家を出たことが功を奏し、何とか無事に空港にたどり着きましたが、空の便も伊豆諸島方面や仙台、新千歳便までもが欠航になるなど、本当に冷や汗ものでした。航空券自体は11月に押さえ、1週間前の予報でも問題を感じなかったので、前日になって急に悪天候となり、真面目に焦りました。しかし、稚内行きANA571便は予定通り10時20分に離陸。順調に航行してくれました。但し、稚内空港の滑走路が吹雪いていたため、着陸寸前にまさかの急上昇をし、一瞬引き返しも覚悟しましたが、旋回してもう一度トライし、何とか着陸できました。この旋回のおかげで利尻島、礼文島の間近を飛び、その姿をはっきりと確認できたことと、海上には流氷も確認できて、とんだ怪我の功名となり、嬉しかったです。この旅が終わってみれば、流氷を見ようとしていた網走方面に列車終日運休で行けなかったので、唯一の流氷ウオッチングとなったのです。

   

さて、稚内駅に併設している「キタカラ」(道の駅わっかない)の中にあるショップ「ワッカナイセレクト」で、駅弁が16種類のラインナップの中から、平日だったこの日、2015年1月30日には、6種類の駅弁が販売されていました。

   

内訳は「稚内駅立売商会」が14種類、「ふじ田」が2種類となります。今回はこの中からこの日に売られる6種類のうち2種類を事前予約しておきました。「ワッカナイセレクト」の電話は0162−29−0277です。

   

以前、稚内駅で販売されていたとする石崎食品「おおなごの棒寿司棒寿し弁当」「おおなごの棒寿司あぶり焼き弁当」「おおなごの棒寿司あぶり&プレーン弁当」は、この時点で消えていました。

   

札幌行きの特急「サロベツ」に乗り込みます。今回使用するきっぷは「コロプラ北海道乗り放題パス(全道版3日間)」です。料金は19540円。2015年3月末まで期間限定発売の、全道の特急自由席が乗り放題のきっぷです。このフリーきっぷのおかげで、暴風雪による計画変更になっても、問題なく対処できたのでした。

   

下は2015年1月30日、稚内駅で購入した「稚内セレクト弁当」1180円。道の駅「わっかない」の限定弁当でもあります。稚内ブランドを前面に押し出した弁当です。

   

宗谷黒牛を70パーセント使用した豚肉合い挽きのハンバーグに、おおなごの利尻昆布〆マリネ、勇知いものポテトフィッシュ、玉子焼き、焼き鮭など、稚内の魅力が詰まっています。予約する段階で、お店の人はこれが石崎食品の駅弁だと言ってました。体裁も輸送には耐えられない雰囲気でしたし、地元稚内で調製しているのかもしれません。表示は稚内駅立売商会でしたが。

   

そして、下も稚内駅立売商会の「海の七つ星」。2015年1月30日購入。1080円。製造は旭川駅立売のようです。毎日輸送しているのでしょうか。パッケージには旭川駅立売によくあるタイプ、のぞき穴があり、中身が見えるようになっています。

   

北海道米「ななつぼし」を使用したウニの炊き込みご飯をメーンにして、その上にズワイガニ、数の子、ウニ、イクラ、鮭、ホタテ、つぶ貝が載っています。添え物として大根の醤油漬け。

   

食べてみると、これが想像した以上に美味しく、びっくりしました。この手の海鮮駅弁はツーンとする寿司飯系が圧倒的に多いわけですが、うにめしの上に錦糸玉子やひじきと一緒に載っているので、酢にむせることもなく、口の中へするすると掻き込んでいけます。駅弁大会にも出回っているかもしれませんが、また食べてみたいと思わせる磯の香りの駅弁でした。

   

車窓から見る景色は雪一色ですが、道北は嵐の余波は感じられず、列車も定時走行をしています。ただ、相次ぐ脱線事故の後、ダイヤ改正して道内の特急列車にはスピード感を感じられにくくなっていることは事実でしょうか。それがまた、のんびりと旅をする私のような旅人には心地よいという一面もあります。

    

ついでに、ふじ田食堂の「わっかない弁当かにつめ」1080円も購入しました。ふじ田食堂は「ワッカナイセレクト」のテナントとして店が入っていました。特に爪のカニ身がとても新鮮で、添え物の赤魚焼も美味しい。買って損のない駅弁です。

   

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