2007年1月13日、京王駅弁大会「復刻駅弁」企画の実演で購入した函館駅「復刻つぶ貝弁当」。

    

まだ青函連絡船が就航していた昭和63(1988)年当時の内容を復刻したそうです。私も初めて渡道した1973年以来、なかなか巡り会わなかったものの、やっと1980年7月4日に初めて購入できました。今回はその当時の駅弁を京王で再現してもらうことができ、大変嬉しく思っています。

   

左下の掛け紙はその1980年7月4日購入時のものです。復刻の掛け紙と瓜二つですね。右下はそれよりも前の1969年5月24日のもので、微妙に絵が異なっています。なにせ昭和11(1936)年頃から発売されているという伝統の駅弁ですから、掛け紙の変遷も1つの歴史なのでしょう。

     

つぶとは食用巻き貝のこと。それをご飯の上にたっぷりとのせた駅弁です。日高産の歯ごたえがあるつぶ貝を使っているそうです。実際、弾力のある貝の歯ごたえが存分に楽しめました。きんぴらゴボウとニンジンが下に敷かれており、ピリ辛のお味がまた何ともよい刺激になっています。

           

遠い昔のある日、青函連絡船から函館駅のホームに続く連絡橋を渡り切り、ホームでいそいそと買い求め、ほおばった感動がよみがえってくるような、そんな思いを呼び覚ましてくれる駅弁ですよ。

           

下は2004年現在、函館駅で売られている「つぶ貝弁当」。2004年10月2日、駅弁大会で購入しました。掛け紙はいつのまにかパッケージに変わってしまったようです。

   

こちらは現在の中身。函館の屋台で売られている串刺しのつぷ貝をイメージしているようです。

          

下は2008年1月11日、痛筋痒足さんが京王駅弁大会で購入した「つぶ貝弁当」。パッケージがリニューアルしたようです。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

   

「この歯応えと金平ゴボウのピリ辛とのハーモニーはたまりませんでした。」

   

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