2006年11月3日に近所のスーパー駅弁大会で購入した「かにちらし寿し」。

   

ふわっとしたいかにも新鮮なカニの棒肉とほぐし身がマイルドな酢加減の味付けで六角形容器に収められており、カニ本来の風味が楽しめるちらし寿司駅弁です。

   

左下は1976年1月11日、松坂屋静岡店の駅弁大会で購入した米子駅「かに寿し」。右下は1980年頃のものです。

  

錦糸卵が敷かれた上に松葉カニのほぐし身が散らされています。1988年頃には和とじの本をかたどった外箱になっていました。1996年頃には「かに寿し」という名称は消えていて、「笹かに寿し」と「かにちらし寿し」となっています。一方、1978年くらいから製造をはじめた押し寿しタイプの「吾左衛門寿し」の蟹寿しというのもあり、1990年代には駅弁として登場していました。2001年には「笹かに寿し」が消え、「吾左衛門寿し(かに)」という駅弁が見られます。
2003年10月現在では「かにちらし寿し」と「吾左衛門寿し(かに)」はありますが、相変わらず「かに寿し」という名称は消えています。そんなわけで、製造元である米吾さんのホームページを見ても、今現在は「かに寿し」という名前の駅弁は存在しないようです。おそらく前述の2つの駅弁に吸収される形で消滅したのではないかと思われますが、全く確証はありません。

下は1966年〜1970年頃のもので定価は150円。名前も「松葉がに御寿し」となっています。

      

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