夏の山陰駅弁旅〜その4・終〜

2012年8月31日から9月2日にかけて、山陰、山陽、四国のドライブ旅をしました。今回は、特に山陰の駅弁事情をレポートします。5年半ぶりに益田駅へ来ました。

   

2012年9月1日、益田駅キヨスクで購入した益田駅「鶏三昧」900円。いつから売られているのか知りません。鶏入り五目ご飯をメインに、益田特産のハーブ入り肥料で飼育された、香り豊かなモモ肉の天ぷら3種類(益田産ゆず・のり・梅味)、ハーブ鶏そぼろ、錦糸玉子、鯛蒲鉾、肉厚椎茸煮など、鶏肉が満載のお弁当。

   

カニばかりが目立つ山陰の地にあって、駅弁選択の楽しみを与えてくれる貴重な駅弁です。この日は見かけませんでしたが、「さざえ弁当」も手に入れたかったです。

   

上の駅弁と姉妹品なのがこれ。下は2006年10月7日、益田駅で購入した「鶏御飯弁当」。

   

鶏ガラスープで炊いたと思われるごはんの上に鶏煮のぶつ切りがたくさん。実は鶏皮が大好きな私にとって、大変うれしい「鶏めし」でした。「スーパーまつかぜ」の車中で賞味。

   

こういうシンプルな駅弁はメイン食材をストレートに味わえるので私は好きです。

   

下は益田駅「益田の味覚 鶏御飯弁当」。2005年03月19日、砂丘の白兎さんが購入。益田駅にて見かけない駅弁を見つけたので入手。これは他に2つ購入したのと全く別の業者さんで、ほとんどが仕出し弁当だった中“駅弁”体裁をしていたので、先の「そぼろ弁当」との比較を兼ねて買った次第。こちらはとりめしで意外とボリュームあり。玉子焼はちと甘め。ちなみに、この業者さんは「益田の味覚 焼さば寿司」も出していたが、この手はニガテなのでパス。デリカ丸久0856-22-5516 

        

で、2012年9月1日にも「鶏御飯弁当」は下の通り、750円で売られていました。

   

さらに、こんな駅弁もありました。デリカ丸久の1000円幕の内も汎用器の箱入りで売られていました。

   

益田からは30年以上ぶりに西へ進みます。まずは山口県萩市の代表駅、東萩駅に行きました。しかし、観光案内所はあったものの、売店すらありませんでした。確か2005年に特急が走らなくなって以来、完全にローカル駅となってしまいました。

   

長門市駅には売店がありましたが、この日は駅弁らしきものを確認していません。

   

仙崎駅です。ここにも駅弁はなし。「みすゞ潮彩号」の車内販売もこの日は駅弁の販売を確認できませんでした。

    

山陰(特に西側)は鉄道交通事情が悪くなり、駅弁の需要どころか乗客もかなり減少しているような雰囲気が感じられました。今回クルマを使用したのも、そんな事情がありました。最後まで「夏の山陰駅弁旅」におつき合いくださり、どうもありがとうございました。

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