柵原ふれあい鉱山公園 片上鉄道車両運行会


2007年11月4日、岡山県在住のはやしさんが旧片上鉄道吉ヶ原駅を訪れ、片上鉄道保存会主催の展示運転会(毎月第1日曜日に開催)に参加し、初の駅弁イベントにて駅弁を3種ゲットされましたのでご報告します。

    

まず、「吉ヶ原」までのアクセスですが、「岡山駅12番バス乗り場」から1時間に1本程度出ている「宇野バス」で出発すると、1時間15分ぐらいで「高下」に着きます。920円。

    

「高下」からは「スポーツセンター」行きの中鉄バスに乗換えます。約15分程度で吉ヶ原(きちがはら)駅に着きます。220円。詳しくは「片上鉄道保存会」のアクセスページをご覧下さい。

    

以下は2007年11月4日(展示運転会をする「毎月第1日曜日」)の車両運行会の様子です。左下は暖氣運転をしているDD13、右下は運転会で1日駅長を務める「コトラ駅長」。

    

貨車を挟んだ客車列車。実際に乗車するには200円を支払って「1日会員」になる必要があります。

   

ホームで駅弁の立売り販売風景です。その客車列車に合わせて、午前11時からの立売り実演でした。

   

はやしさんが購入したのは以下の3種類。「わかあゆ弁当」「汽笛一発!ふるさと弁当」「しらさぎ弁当」。これらの三種はかつて片上鉄道で走っていた列車名を使用しているとのことです。

     

その他、「硫化鉄鉱弁当」「コトラ弁当」「客車ギャラリー弁当」の3種があり、合計6種類。それを各7個ずつ作って売られたので、この日の販売合計は42個ということになります。

     

内容はすべて一緒で、掛け紙が7種類ある1つの駅弁と言った方がいいかもしれません。売価は700円。

     

掛け紙を考案したのは私もよく存じている「熱中人」仲間のTさん(香川県在住)。この駅弁イベントがあるということも、Tさんから伺いました。「鉄道林」を撮るプロの写真家だけに、さすがに上手ですね。

     

それでは、これらの駅弁に共通する中身を見てみましょう。調製元は「吉ヶ原下の町ふれあいの会」。鮭焼き、鶏の唐揚げ、玉子焼き、きんぴらなど、素朴で温かみのある内容となっています。

 

この調製元はホームにあるこちらの売店でも普段の運転日にはおにぎりなどを販売しています。おにぎりには掛け紙が欲しいところですね。

    

実はその1ヶ月前、2007年10月7日、鳥取県在住の砂丘の白兎さんが吉ヶ原駅を訪れていますので、その時の画像とコメントを以下紹介します。左下は「キハ07-5」。

    

左下は「キハ04」。右下は「オハ35-1227」。全部で11両の車両を保存しているということです。

    

次に、2007年11月4日にはやしさんが訪れた柵原ふれあい鉱山公園内にある「鉱山資料館」。片上鉄道コーナーがあり、「思い出の片鉄絵画展」を開催中だったようです。

    

また、はやしさんはバスで高下まで戻り、そこから徒歩10分の周匝駅の跡を訪ねました。以下はコメントです。

    

「何と貨物ホームが残っていました。ここから丸太等の木材を姫路や関西に貨車で運んだそうです。」「宇野バスに乗り岡山に向かいます。菊ヶ峠にキハが保存されていました。」

                   

柵原ふれあい鉱山公園がある吉ヶ原駅までは、決して楽な道のりではありません。しかし、そこに行くと、21世紀であっても、戦前や昭和の雰囲気に浸ることができます。ぜひこの駅弁イベントは来年も続いてくれるといいですね。

     

最後に、私の連絡ミスから記念駅弁を空振りさせてしまった砂丘の白兎さん、本当にすみませんでした。また、快く吉ヶ原駅を訪問してくださったはやしさん、ありがとうございました。そして、この情報をくださったTさん、どうもありがとうございました。この場をお借りして皆さんにお礼申し上げます。


いつか吉ヶ原駅にたたずむ可愛らしいコトラ駅長さんに会いに行きたいものですね。


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