2006年8月15日、佐久平駅で予約して購入した「佐久平物語コスモス浪漫」。

    

調製はひしや。公式サイトには季節の駅弁がこまめに紹介され、更新をしっかりしているところに好感が持てるのですが、残念ながら(上田駅も含め)新幹線コンコース内にあった「ひしや」の駅弁売店は2006年3月末をもって長野駅弁・ナカジマ会館の売店に変わってしまいました。

しかし、今でも電話予約さえすれば、新幹線改札口の前で、ひしや調製の駅弁を受け取ることはできます(なお、しなの鉄道の小諸駅売店では普通に駅弁を購入できます)。
「ひしや」弁当店0267−22−0419。 ひしやの駅弁をぜひ応援してください。

    

箱タイプのお弁当。ピンクのコスモスが綺麗ですね。
佐久鯉の甘酢あんかけ、信州牛の焼肉、信州味噌のナス田楽、蓮根サラダ、山菜の天ぷら、山菜栗おこわなど、地元名物の食材が満載です。

    

ピンクの花が連なる、佐久のコスモス街道。
優しい風にゆれるコスモスの向こうに、
愛しい人の笑顔が浮かぶ。
ここで出会った甘酸っぱいコイの味覚が、旅情を斬新に刻んでくれた・・・コスモス浪漫。


と、そのパッケージに書かれていました。

    

メインは佐久鯉の甘酢あんかけです。上の画像でも下の画像でも真ん中上部のもの。鯉は唐揚にしてあり、泥臭さ、骨っぽさは全くありません。

    

佐久鯉の甘酢あんかけのすぐ右にある天ぷらですが、アルミホイルに包まれたものが添えられています。これは抹茶塩。ひしやさんの駅弁には多く見られます。

    

佐久平、上田と2つの新幹線駅から同時に撤退してしまい、売り上げの減少が心配されますが、現在では電話予約をしておけば、これらの駅に加え、軽井沢駅への配達も始まりました。ぜひ末永くがんばってほしい駅弁屋さんです。

    

佐久平駅の近くには「コスモス街道」と呼ばれる、厳密には中込駅から群馬県下仁田までの沿線にコスモスが咲き乱れる国道254号線が走っています。その中でも紅葉と奇岩・怪石で有名な「内山峡」周辺、約9kmの道沿いには、毎年8月下旬〜10月上旬にかけて白、ピンク、赤などのコスモスが咲き誇り、9月上〜中旬には「佐久高原コスモス祭り」も開催されるとか。ぜひこの駅弁を手に秋の信濃路を訪れてみてください。

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