2006年9月10日、信濃大町駅で購入した「古紫姫」、「若笹寿し」、「鱒の清流笹ずし」。

    

夏の青春18きっぷを使って、有効期限最終日に北アルプスの玄関口、信濃大町にやってまいりました。立山黒部アルペンルートは実は行ったことありません。いつかは行きたいと思いつつ、この日も駅弁旅。

     

右上の画像のように、ふだんの信濃大町駅キヨスクには他社の「ますの寿し」ぐらいしかないようです。

もっとも、多客時の夏期限定ながら、信濃大町駅にはこの駅だけの駅弁があるのです。けれども、この日はシーズンを過ぎていました。そこで、調製元の「だいこく食品」0261−22−5087に電話したところ、快く駅まで届けてくれました。下は夏の間キヨスクに置かれている「安曇野名物清流 鱒の笹ずし」。

     

安曇野の渓流に棲む鱒を安曇米のシャリの上に載せて押し、笹でくるんだ駅弁。真空パックになっているので、常温でも4日間もちます。もちもちっとした艶のある安曇米に、しっとりと脂ののった鱒がよく合います。6個入りで1050円。

     

これも駅売りの「若笹寿し」。「わかさずし」と読ませます。昔は信州と北陸を結ぶ「塩の道」というのがあって、多くの旅人が往来したそうです。安曇野地方の保存食として、付近の山菜、川魚などを具とてしご飯に載せ、若笹で包んで持ち歩いたというのが「若笹寿し」の由来だそうです。

     

鱒2個、葉ワサビ1個、梅1個の3種類合計4個が笹にくるまれています。550円。葉ワサビを開けてみました。鱒は「安曇野名物清流 鱒の笹ずし」と共通でした。葉ワサビのアップ画像です。

     

そして、今のところ駅売りはされていませんが、ツアー旅行のお弁当NO.1ということで、「古紫姫」を購入しました。945円。

     

これは安曇野産の古代紫黒米を使ったお弁当です。容器も網カゴで昔風の雰囲気が出ています。紫いなり寿しの中には栗が入り、山あいの秋の気配を漂わせています。わかさぎの天ぷらやくるみ味噌の薄焼きそばも、秋から冬にかけての味覚。

     

ここにも笹ずしが入っているのかと思いきや、開けて食べてみると山菜おこわでした。

     

椎茸、たけのこも、山のお弁当のおかずになくてはならない立派な「脇役」です。わかさぎの左には鶏の唐揚げ。さらに左は大根桜漬け、その左には野沢菜炒め。そして、おかずの主役は信州産そば粉を100%使用した薄焼きの「そば」。サンドイッチのようになっていて、開けてみるとくるみ味噌がたっぷり。風味が良くて、歯ごたえもあって、ちょっとしたファーストフード感覚です。

     

北アルプスをバックに、車窓とも溶け込んで、のんびりと電車に乗って秋を楽しみたい方にオススメのお弁当。

     


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