うまい新潟駅弁合戦 〜その1〜

2009年11月22日、「うまさ ぎっしり 新潟」新潟デスティネーションに合わせ、新潟駅で新潟県内7社、山形県内2社、福島県内1社、計10社による「天地人駅弁合戦」が開催されました。この日からそこで新作として販売された駅弁を手に、新潟県内の7つを、列車で旅しながらご紹介します。

     

下は2009年11月22日、新潟駅万代口コンコースで開催された駅弁イベント「天地人駅弁合戦」で購入した「ことことこっ豚トマト煮弁当」870円。調製は新発田三新軒です。

     

新潟駅9時11分発の特急「北越4号」に乗ってこの旅をスタートさせます。とは言え、この駅弁を実際に賞味したのは下の通り、それから約6時間後の特急「スーパービュー踊り子9号」車内なのですが、まあ気にしないでください。

     

村上産「越乃黄金(こがね)豚」を使用し、魚沼しめじを初めとした玉葱、茄子、ピーマンをトマトと一緒にコトコトとじっくり煮込んで出来上がったトマトシチュー。バターライスの上にはレーズンとパセリのみじん切り。これは洋風駅弁ですね。

     

一見、「越乃黄金豚」が少ないように見えますが、実は下に5枚も入っていて嬉しい誤算。ビタミンEと・α-リノレン酸の含有率が一般の豚肉よりも多いとされるこの肉は、柔らかくて脂身にクセがなく、サッパリとした旨味のある豚です。電子レンジで温めることもできるようです。

     

続いて新潟三新軒「村上牛のカルビ弁当」1250円。2009年11月22日、新潟駅万代口コンコースで開催された駅弁イベント「天地人駅弁合戦」で購入しました。そして何とこの駅弁はコンテスト「天地人駅弁合戦」において第2位の「地」賞(地元の食材をうまく使ったという賞)をいただたようです。因みに最もおいしい「天」賞には神尾商事の「越後もちぶた とんかつ弁当」、3位である調理法・デザイン・彩りが優れたとされる「人」賞は、松川弁当(米沢駅)「直江兼続公御膳」1300円が選ばれたそうです。なお、これから紹介する新潟県内7種の他に売られていた駅弁は「直江兼続公御膳」以外で、新杵屋(米沢駅)「石堤」1200円、福豆屋(郡山駅)「愛・会津」1000円(私も購入)がありました。参考までに。

     

これは人気の「村上牛しぐれ」に続く、村上牛シリーズ第2弾ということです。生ワサビと醤油が付いており、そのままでも良し、ワサビを付けても良し、醤油だけもまて良し、ワサビ醤油に付けてもなお良し。その4パターンを試した後、最後の2枚は1枚がワサビだけ、もう1枚はピリリと辛い付け合わせのからし菜と一緒にいただきました。

     

一瞬パスタ系の素揚げかと思ったごぼうチップ。これ美味しいですね。茎ワカメもサッパリと美味しいです。村上牛のカルビはご覧の通りいわゆる「サシ」が入っていて柔らかく、米沢牛のような滑らかさでとても美味しかったです。

     

それからもう一つ、三新軒の「愛でたい弁当」980円を購入しましたが、これはいずれ別のページで紹介する予定ですので、ここでは簡単に触れさせていただきます。鯛のほぐし身、えびの振りかけられた黄金もち米の赤飯はもっちりしていて本物のつきたて餅を食べているようでした。

      


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