2007年10月8日、東京駅で開催されたJR20周年記念東日本縦断駅弁大会で購入した「いかべん」。

   

スーパービュー踊り子11号は、予定通り先ほど東京駅をガラガラで出発しました。私もその車中の人です。新庄駅からは一度も下車せず、山形駅と米沢駅で合計3個の新作駅弁を乗車口で受け取り、東京駅の駅弁大会では、お目当てのこの駅弁ほか3個を買ってきました。「イカヤのいかべん」は、ぱっと見は地味ですが、実はセンチュリーイカヤの屋号にちなんだ駅弁で、JR20周年はもちろん、自身の120周年をささやかに記念した弁当でもあると私は見ています。ご飯は20を意識した二十穀米。するてん(しおするめ天ぷら)、いか墨そば詰めの筒煮、やりいか煮つけ、やきいか、いかの和えものなど、イカにこだわった素晴らしい駅弁です。もともと鮮魚店から始まったイカヤなだけに、味は言うまでもなく、花マル!15時に駅弁大会会場に着いた時、この駅弁は遅い到着でしたので、店頭で大々的に売られていました。気づくと、最後の1個でした。本当に間に合って良かった!!

   

イカヤのまごころがこもった、この駅弁大会で私が最も食べたかった駅弁。たくさんのイカに混じって、イイダコが1個だけ入っているんですよ。こんな遊び心もこの駅弁がイチオシの理由です。

   

下は2007年10月8日に痛筋痒足さんがJR20周年記念東日本縦断駅弁大会で購入した「いかべん」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

    

「いか尽くしの「いかべん」です。この調製元は、元々鮮魚商でいかの売買が得意で「いかや」と呼ばれ、鉄道開業を機に旅館、駅弁販売を始める際にこれを屋号としたんですね。「いかべん」は屋号に因んだ駅弁なのだとか。地元名物しおするめの天麩羅(スルテン)、イカ墨そば詰めの筒煮、やりいかの煮付け、やきいか、いかの和え物といった郷土のいか料理を詰合せた内容です。」


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