2007年1月13日、京王駅弁大会で購入した「多聞シェイクDE躍る鯛」という何ともユニークな名前の駅弁です。

   

今までに容器を振ってから食べるという駅弁は記憶になく、これは日本初の、というか世界初の「フリフリ駅弁」と言えます。ちなみに、JR東日本新潟支社の説明ページには「タイ国には振って食べる駅弁があり、首都圏の百貨店駅弁祭りで話題となり、今回の駅弁を企画した。」というようなことが書かれていますが、私が知る限りそういう事実はありません。

  

池田屋さんに直接伺ったところ、「多聞」とは「毘沙門天」の意味があるそうで、シェイクして中身がぶつかり合って混ざっていく様子を浦佐地方の「裸押し合い祭り」で人々が押し合う様子になぞらえているということです。ぶつかり合うのはサイコロ状にした鯛の塩焼き、赤かぶ漬け、玉子焼き、そして三つ葉です。これに別添のピンクペッパーを振りかけ、フリフリするわけです。

   

では、さっそくフリフリしてみます。ピンクペッパーは西洋料理でよく使用されますが、辛味はなく、味に深みを増す香辛料です。一見いかにも和風なこの駅弁が、シェイクすることで西洋風に変身するということですね。ゴロゴロと音を立てて振ってみました。パッケージには窓があり、フタも透明ですから、食材がぶつかり合いながら混ざっていくのがよく見えました。実際、下の画像でおわかりのように、三つ葉が見事に散り、ピンクペッパーも砕けながら混ざり合っています。

   

さて、食べてみると、まず、あご(トビウオ)の出汁醤油で焼き付けたという鯛の切り身に弾力があってとても美味しいですね。玉子焼きのふわふわ感もいいし、コリコリとした赤かぶの歯ごたえも楽しいです。混ざり合うことで、個性を主張しそうな3つの食材の味わいがマイルドになり、ピンクペッパーがさらにそのマイルドさを引き立ててくれているかのようでした。

   

この駅弁「多聞シェイクDE躍る鯛」は2007年12月1日から2007年2月末までの1日10食限定販売で、しかも売っている場所は上越新幹線12番線ホーム新潟寄りNRE売店だけ(確か「鮭そぼろ弁当」もここだけ)だということです。1050円。「売り切れ御免」という感じですので、予約が無難でしょうね。0258(33)2430
しかし、池田屋さんによると、3月以降もゴールデンウィークあたりまでは完全予約で作ってくれるかもしれないそうです。もしそうなればいいですね。そうなる場合は池田屋さんのブログでお知らせがあるかもしれませんので、要チェック。

下は2008年1月12日、京王駅弁大会で購入した「多音シェイクDE躍る鯛」1050円。京王駅弁大会期間中に限定販売されました。

   

トビウオからとった出汁である「あごだし」に焼いてから漬けこんだ「鯛の焼き付け」、そして厚焼き玉子&赤カブという内容は変わりません。パッケージの絵と、駅弁名が「聞」から「音」に1文字変わりました。

   

ここで、池田屋さんの駅弁をもう一つ紹介。同じく2007年1月13日に京王駅弁大会で購入した「越後長岡 花火寿し」1020円。なんと、発売15周年だったのですね。

   

こちらは混ざり合う楽しさがコンセプトではなく、1つ1つを独立させつつ全体として花火に見立てた駅弁。一人で食べることもできるし、みんなで食べることもできる、長岡の花火を舌で味わおうという駅弁です。カニ寿司、鮭イクラめし、牛めしなど、お好きなモノからどうぞ。花火をイメージしていますから、錦糸玉子や玉子そぼろがポイントです。

  


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