縁起の良い駅弁 2012年元旦

下は2011年7月17日、三島駅で購入した「ふじのくに一富士二鷹三茄子」。1000円。夏期限定駅弁として登場しました。

     

徳川家康が言った「一富士、二鷹、三茄子」は縁起の良いものとされますが、沼津の海岸から見た高い順の景色だったという説もあります。沼津はその昔、茄子の名産地だったとか。空に聳える富士山の下には愛鷹山。「鷹」とは愛鷹山のことです。そしてその下にたわわに実った茄子の実。この駅弁は富士山の形に真鯛ごはんを置き、あしたか巻、成せばなすびを揃えた縁起物。沼津市に合併された西伊豆の戸田の新名産「へだトロはんぺん」、桜えび入り玉子焼、昆布煮、南瓜、獅子唐、レタス、野菜の煮物など。

     

富士山の形に真鯛ごはん、これが「一富士」です。真鯛の皮もさることながら、オレンジと緑のトッピングも西浦みかんや愛鷹茶をイメージしているのか、色鮮やかです。

     

そして下の画像の右下エリア。愛鷹牛を使用した「あしたか巻」。これが「二鷹」です。左上のエリアでは茄子の詰め物。こけが「成せば茄子」ということで、「三茄子」。

     

そう言えば沼津から見える富士山を掛け紙にあしらった駅弁がありました。下は2003年9月30日に三島駅で購入した「お好み弁当」。もうこの駅弁は通算で20回以上は食べていると思います。およそこの35年間のおかずで劇的に変わったのは鶏の照焼が入ったくらいかな。昔は肉団子とか牛のしぐれ煮なども入っていたような・・・。しかし、2004年の秋に終売してしまいました。その後は昭和30年代にタイムスリップした「御辨當」が幕の内の定番となりました。

         

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