下は2011年11月23日、甲府駅で購入したNRE「甲斐の国よっちゃばれ鶏めし弁当」1100円。2011年秋の山梨キャンペーン開催を記念して2011年9月1日から12月4日まで駅弁です。

     

このキャンペーンはJR八王子支社が実施する山梨観光キャンペーン『観たい!食べたい!歩きたい!魅力満載!秋の山梨キャンペーン』のことです。記念弁当の販売場所はJR東京駅、新宿駅、八王子駅、甲府駅構内及び、特急「スーパーあずさ」・「あずさ」・「かいじ」の一部車内販売ですが、やはりここは甲府駅で買いたいのが私の気持ち。

     

ということで、甲府駅に到着したら改札内コンコース売店ではあえなく売り切れ。しかし、2、3番線ホーム売店で最後の1個を手にすることが出来ました。上のポスターはホーム売店の側面に貼ってあったものです。そして下の画像は首都圏では貴重な存在となった115系電車。

     

左下の鐘は1番ホームにあった「かふふ来の鐘」。つまりは幸福の鐘です。ちなみに「甲府(かふふ)」と掛けています。1984年まで跨線橋の下部に吊り下げられていたそうです。また、右下の電車は留置線に停車中の「乗務員訓練中」と書かれた訓練車です。

      

下は2004年8月12日、小淵沢駅で購入した「やまのごはん」800円。2011年11月23日にも甲府駅で売られていました。但し、価格は900円に値上がりしていました。調製は丸政です。

         

駅弁というよりも「山行弁当」という感じ。その名も「やまのごはん」。ふつうの海苔巻きおにぎりにおこわおにぎり。あとは鶏つくね、大学芋、しめじ、たくあんなど、ごくごくシンプル、でもボリュームはありますよ。これなら八ヶ岳の頂上までスタミナ切れせずに登れることでしょう。

         

話を2011年11月23日に戻します。記念弁当の名前となっている「よっちゃばれ」とは甲州弁で「寄ってきて」「集まってきて」を意味するそうです。

     

駅弁の中身ですが、山梨県産の鶏肉を味噌焼きとつくね、がぼちゃや長芋をはじめとした野菜の煮物、甘栗、わさび漬け、そしてデザートにワイン餡入りのくずもちを添えています。

     

なお、甲府駅ではもう一つ駅弁を買いました。広東料理の老舗、日比谷の山水樓の姉妹店、小渕沢の山水樓「龍淵」と丸政とのコラボ駅弁「うなたまチャーハン」1100円。

     

うなぎチャーハンはこういうものもありだなという感じのチャーハンで、中に鰻の蒲焼きの小間切れも入っています。山椒が添えられています。錦糸玉子の上には鰻の蒲焼きの細切りが載っていました。東京駅(ニッポンの駅弁)でも売られているのを見たことがあります。

     

さて、この日のもうひとつの目的は2011年9月21日に襲来した台風15号で内船駅〜身延駅で盛土が崩落し、線路が宙吊りになったことで普通を余儀なくされた被害について、その復旧作業がどうなっているのかを見ることでした。

     

2012年の春には全線復旧の見込みだそうですが、2011年11月23日現在では甲府〜身延と内船〜富士が折り返し運転中であり、3駅間を代行バスでつないでいます。特急ワイドビューふじかわ号は全区間運休中です。甲府駅から電車で身延、内船まで代行バスといきたいところでしたが、今回はマイカーで現場を訪れます。

     

下の画像は身延駅の様子。かつて稲荷寿司を販売していた玉屋さんは健在でした。しかし駅前は閑散としています。

      

富士川沿いの事故現場近くです。早くも線路が錆び付いており、10月に見た常磐線の原ノ町駅付近と似たような雰囲気でした。右の画像の奥が崩落箇所です。

      

下の画像が崩落現場(身延側)です。JR東海では奥の部分にあたる上流部には山梨県にお願いして堰堤を作ってもらうよう協議中とのことでした。

     

左下の画像は崩落箇所の反対(内船側)部分です。そして右下の画像は代行バスの発着所となっている内船駅前です。こちらも(いつものことですが)閑散としていました。

     

この日は谷村PAで吉田のうどん(肉天うどん・680円)も食べました。また、右下の画像は2日前の2011年11月21日の夕方に朝霧高原寄りの上九一色村から撮った富士山の画像をどうぞ。「良っちゃ晴れ」の富士です(笑)。

     

ぶどうやももなど、フルーツも美味しい山梨です。ゆったりと流れる笛吹川を眺め、のんびりとした雰囲気の中で見上げた空に聳える富士山もまた乙な風景です。

     

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