下は2007年6月10日、新金谷駅で購入した「SLの里 汽車べんとう」。

    

大井川鐵道オリジナルお茶缶付きのお弁当として親しまれている新金谷駅の駅弁、そしてSLの車内弁当です。ふだんは予約しないと買えないようですが、たまたまこの日は朝10時半の段階で2個置かれていましたので、久しぶりに購入することができました。1300円。

    

内容的には幕の内ですが、桜えび揚げ、わさび漬けなど随所に静岡らしさが出ているお弁当です。海老フライ、鰆揚げ、竹の子焼売、鶏の唐揚げ、里芋などの野菜の煮物、ウインナーなど。ご飯は菜めしです。

    

お茶付きの駅弁というのは珍しいですね。例えば戦時中の物資がなかった頃はお茶付きにして実質値上げしているような駅弁がいくつも見られましたが、その後は別売りになったお弁当がほとんど。お茶漬け駅弁でさえ、2007年6月11日発売の「涼茶漬け&3色SUSHI+1」が出るまで、別売りでしたから。とは言え、札幌駅でも昔から味噌汁付きとか、スープ付き(ジンギスカン弁当)の駅弁はありました。

    

また、この駅弁の個性はお茶缶だけでなく、醤油差しにも見ることができます。気になるヘッドプレートには、「C571」と書かれているところを見ると、完全なオリジナルというわけではありませんが、楽しい演出であることは間違いありません。

   

下は2007年2月26日の新金谷駅の様子。C10と旧型客車がが出番を待ちます。

     

下は2003年10月10日、新金谷駅で購入。新金谷駅前のプラザ・ロコの休憩所で撮影しました。菜めし、さくらえびのからあげ、さわら揚げ、鶏からあげ、エビフライ、花焼売、わさび漬け、煮物などが入っています。あらかじめ予約してあったので、ほかほかのものをいただくことができました。SLをあしらった缶のお茶つき。ソース入れがSLの形をしています。

       

もし、「SLの里 汽車べんとう」が無かったら、新金谷駅にはパッケージ付きのこんなお弁当もあります。2007年6月10日購入の「とり飯弁当」680円。なお、パッケージには「おこの味弁当」と印刷されています。

    

鶏御飯、玉子そぼろ、鶏肉の照り焼き、鶏ささみフライ、刻み蒲鉾、椎茸煮、竹の子煮、奈良漬けなどが入っており、値段以上のお買い得感があります。

    

新金谷駅前プラザ・ロコの売店はこんな感じです。駅弁が売り切れても仕出し弁当がたくさん置かれており、種類も豊富です。下の画像にある2007年新作駅弁「東海道金谷宿辨當」をついでに見る→こちら

    

下は2009年9月9日、OP室のお仕事さんが「銀河超特急999」に乗車されて配布された「銀河超特急999べんとう」。掛け紙だけはこの日限定で千頭駅でも販売されたようです。美術品としても通用する大変貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

 

「本日(2009年9月9日)、限定のお弁当を手に入れる為、大井川鉄道まで出張してまいりました。お弁当と言っても特別に調整された内容ではございませんでしたが、「掛け紙」にヒミツがございました。今回、奈良県にある鉄道部品会社が企画しました「銀河超特急999」、大井川鉄道様の新金谷ー千頭間でSL(C11+客車5両)運行され、ツアー参加者にこのお弁当が付きました。お弁当は、通常販売品(大鉄フーズ様調整)の「汽車弁当」でしたが、写真の「掛け紙」が付きました。この「掛け紙」についてですが、原画はもちろん松本零士先生の制作ですが、版権に関しては東映アニメーション?が所有とのことでした。通常この様な印刷物としての版権使用は3ヶ月契約で行われる為、今回のように1日限りのイベントでお弁当の「掛け紙」として使用される事は今後無いようです!ツアー客・スタッフのお弁当として380本が調整され、千頭駅のホーム脇にて、この「掛け紙」が1枚¥499−で販売されました。その他、今回SL運行に使用されましたサボ・駅名標・ヘッドマーク、すべて松本先生のサイン入りがオークション販売されましたが、ヘッドマークが¥799,999−で落札されたのにはビックリしました!今回の「掛け紙」はグッズ的要素が強いと感じますが、違う意味でアニメファンの貴重な1コレクションだと思いましたよ!下は大鉄フーズ様調整「汽車弁当」の外箱の画像です。」

    

※全国の駅弁掛け紙ファンの方へお願いです。この掛け紙は当日限りの限定販売品だったということで、今後に販売することや売れ残り品もないでしょうから、調製元や企画者などの各関係者に在庫の問い合わせるようなことはおやめください。先方のご迷惑になりますので、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

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