2004年8月17日購入。

東海道本線袋井駅に駅弁が登場しました。

静岡県袋井市にあるさのや会館・ラヴェリテSANOYAでは地場産品発掘活用部という部署を設け、地域の特色あるお弁当づくりに取り組んできました。
その結果、2004年7月1日より金土日5個ずつ限定で「ふくろい遠州の花火弁当」1000円(税込み)をJR袋井駅切符売り場横のコンビニ(東海キヨスクベルマート)にて販売しており、駅弁としてのデビューを果たしています。軌道に乗れば毎日販売や販売個数の増加も十分に考えられそうです。

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毎年8月に行われる袋井花火大会は地元ではとても有名です。その花火が花開くのをイメージしてお弁当を作ったということです。
2段重ねのお弁当で、上におかず、下がごはんです。二つ重ねて掛け紙を掛けるとドーム型になり、これは花火の火薬筒と、付近にあり、サッカーワールドカップでも使用された大規模競技場エコパの形をオーバーラップさせているようです。
花火に見立てた花蓮根、花形にんじん、花火餃子、花シュウマイのほか、イイダコや鰆焼、海老天麩羅、煮たまご、地元産野菜の煮物などが色とりどりに添えられ、花火のイメージがよく表現できていると思います。

           
ごはんは地元遠州米を使い、その上に遠州福田(ふくで)漁港や御前崎漁港で水揚げされた桜えび、しらすに刻み海苔、錦糸玉子が散らされ、真ん中には地元産の梅干しを花火の芯として置き、花火が開く様子を見事に表現しています。

全体として豊橋駅弁「手筒花火」に雰囲気の似た駅弁ですが、量、質ともにこちらの方が上をいくように感じました。

2004年8月現在、金土日5個限定で朝7時からキヨスクに置かれますので、購入には予約が無難です。
キヨスク袋井店0538−45−3217に電話予約することをオススメします。賞味期限が17時までですので、それまでに受け取り、食べて下さい。

なお、特別注文で3段重ねもあるようですが、こちらは袋井名産クラウンメロン入り(1500円)だと言うことです。

    

また、下の駅弁画像について、2004年8月1日からはこの調製元にて「石松数え唄弁当」1000円(税込み)を試験的に製作販売していますが、こちらは将来的には天竜浜名湖鉄道遠州森駅の駅弁を目指しているそうです。


        

こちらは旧国鉄二俣線、現在の天竜浜名湖鉄道遠州森駅での販売を目指していますが、駅に売店がないため、駅構内での販売にはまだ至っていませんが、駅前での販売も含めて検討中ということです。

三度笠やかっぱなど、「清水の次郎長」子分として有名な「森の石松」の旅姿を思い起こさせるいなり寿司に、掛け紙の裏にある「石松数え唄」にも登場する山里ならではの鮎甘露煮まるごと1尾、森町特産の蒟蒻や野菜の煮物、とうもろこし、その他のおかずとしては鶏の唐揚げやエビ天、イイダコ、煮たまご、静岡特産のわさび漬けにさすがは茶処の抹茶シュウマイ、さらに森町特産の次郎柿の形をした白あん入り饅頭までついています。

             

             

せっかく完成したのですから1日も早く遠州森の駅弁として登場して欲しいものですね。また、袋井駅弁もずっと続けていって欲しいです。エコパで行われる試合の中でも食べてみたい駅弁です。

なお、調製元であるさのや会館・ラヴェリテSANOYAのご意向から、これらの駅弁についてご意見やご感想、ご要望、アイデアを募集しています。さのや会館さんに直接メールしていただけるとありがたいです。

2006年6月17日の情報では、「ふくろい遠州の花火弁当」はJR袋井駅のコンビニ(東海キヨスクベルマート)にて、現在では「毎日」販売しています。但し、店頭にはありません。完全予約制で、2日前までに「ベルマート」か「さのや会館」に電話が必要です。なお、「石松数え唄弁当」はイベントなどで突発的に販売するのみで、まだ駅弁とはなっていません。
また、さのや会館の駅弁としては天竜浜名湖鉄道にも進出し、トロッコ列車運転日に「トロッコ列車弁当」を天竜二俣駅で販売しています。



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